2024年4月28日日曜日

”共感の限界”


 日本は気候変動の意識が

 欧米に比べて、とりわけ

 若者の意識が高くない。🤔

 

 激甚災害で被災すると

 他国から賞賛されるような

 利他の行動を取れる日本人が

 なぜ未来の他者(子孫)に対して

 無関心😒でいられるか?


 本を読む中で、

 ”共感の限界”というものに

 警笛を鳴らす記述があった

 

 イエール大学

 ポール・ブルーム教授

 の”反共感論”によると

 ---------------------------------------

 かならずしも

 共感は善とはいえない。 


 共感とはスポットライトの

 ごとく、今ここにいる

 特定の人々に焦点を与える。

 だから私たちは身内を

 優先して気遣うのだ

 

 その一方、共感は私たちを

 自己の行動の長期的な影響に

 無関心になるように誘導し、

 共感の対象にならない人々、

 なりえない人々の苦難

 に対して盲目にする。

 共感は偏向しており、

 郷党性や人種差別をもたらす

 ---------------------------------------

 

 なるほど、、

 目に見える人達ばかりを優先し、

 それが逆に、他の問題への行動を

 遠ざけてしまうのだ。😔

 

 我々は目に見える隣人にばかり

 気遣っている。


 政治だって、

 未来の他者は投票できないから、

 投票率の高い高齢者の声を

 重視してしまう。


 身近な支援者/ロビイストを

 優遇した結果が他の問題への

 無関心につながる。


 身近ではない未来の他者”を

 考えらることは

 従来の民主主義では難しいのだ。


 では、

 未来の他者(子孫)はどうしたら

 今の政治や政策に反映できるか?


 △▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲

 "未来の他者"を代表する

 有識者グループを3つほど作って、

 投票総数の3割程度の投票権を持たせる。

 △▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲

 このくらいのインパクトがないと

 圧倒的な高齢者票のなかで

 声が届けない。


 短期的に

 現代人がみてもっと優先して

 ほしいと事案があっても、

 長期的に良い影響を与えられれば、

 それは必要な我慢と言える。

 

 大量消費の世界を謳歌してきた

 我々世代の償いでもある。😕



2024年4月20日土曜日

◇読んでよかったぜ本[2024その2]

最近読んでよかった本の紹介♪😉


(1)温かいテクノロジー[林要著]

 著者はLavotの開発者。🤖

 ロボット開発を通して

 ロボットのあり方や

 人間との関わり方を深く考えた本。

 完璧なロボットではなく、

 ”ポンコツさ”が愛と想像力を育む。

 最終的にはドラえもんのような

 共に成長していけるロボットが理想🤔


☆この本は素晴らしい!🤩

 人間の内面を深く掘り下げた洞察

 今後の社会のありかたや課題に対し、

 かなり鋭い視点で提起している。

 内容は名著に並ぶ示唆がある。

 まさに読むべき一冊だ。








(2)社会はなぜ左と右に分かれるのか?

 [ジョナサン・ハイト著]

 道徳心理学の本。

 2つの認知能力

[思考(乗り手)と直感(像)]では

 まずは直観にアプローチする必要性を説く。

 アメリカでは富の再分配の政策を

 重視しているのは民主党なのに

 なぜ地方や労働者階級の有権者は

 共和党を支持するのか。🫤

   →直観的な関心は道徳的ではなく

  弱者のケア/社会主義的な公平さ

  を本心では望んでいない。

  道徳心とは味覚のようなもので、

  その時の嗜好(関心)によって

  変わる曖昧なものだ。🧐


☆戦争が始まれば、愛国心で

 強権的な政策に多くの支持が

 集めるのもこの本で理解できた。

 だから独裁政治では

 常に敵をつくる必要があると思う。☹️








(3)2040年 教育のミライ

 [磯津正明 著]

 日本の教育における課題

 [省庁間の連携の悪さ/教育予算の低さ/

 日本の学力至上主義]を説き、

 アメリカでの理想的な公立中学

 [ハイテク・ハイ]の紹介や

 イギリスでは[経営・会計・経済]

 を中等教育に取りこんでいる実例を

 紹介している。

 世界の教育の目的地は

 変わっている情勢を解説。😙


☆これからは探求型学習や

 友達とどういう協力をして

 困難を克服したか、、

 これが大切な資質になってくる。

 教育に興味があるヒトに

 オススメの1冊😄








(4)わが投資術[清原達郎]

 ヘッジファンドを運用していた

 清原さんの自叙伝。💹

 最近引退され、会社も清算したそうだ。

[投資手法]

・小型株の割安株を探し出す運用方法

・PER/PBRだけではなく

 ネットキャッシュ比率で良い会社を見極める。


☆失敗も含めた経験談も興味深いが

 ベイジアン的発想や確率の話など

 面白い1冊。😉











(5)我々の死者と未来の他者について

 [大澤真幸著]

 なぜ日本人は気候変動に対する

 意識が低いのだろうか?

 未来の他者に対する考え方が

 希薄だからだ。🫤

 日本は過去の死者に対する思いを

 終戦によって断ち切られてしまった。

 トントカトンという言葉😵‍💫

 アジアへの謝罪の仕方など、、


☆戦後の日本人マインドの洞察は

 慧眼と言えるほど鋭い。

 日本人に足りない未来の世代への

 利他を過去の死者との関わりから

 鋭く分析している。

 後世に伝えるべき内容だ。🤨








★過去の良かったぜ本ランキング★

読んでよかったぜ本[2024その1]

読んで良かったゼ!ランキング2023

読んで良かったゼ!ランキング2022

読んで良かったゼ!ランキング2021

読んで良かったゼ!ランキング2020

読んで良かったゼ!ランキング2019

読んで良かったぜ!ランキング2018


2024年4月14日日曜日

“ふさわしい”の協調幻想



「ブランド品は人々の協調幻想」と

 書いてあった本があったが、

 “ふさわしい”という言葉も

 それに似ている。🤔


 〇その地位にふさわしい身なりをする。

 〇ウチの格にふさわしい相手じゃないと

  結婚させない。


 “ふさわしい”は、事実というよりも

 個人の主観や世間的な常識と言える。


 いわゆる世間体だ。😮‍💨

 

 世間体の基本要素は

 この“ふさわしい”の協調幻想だ。


 日本には昔から

 “世間体”が深く根付いている


 〇江戸時代に切腹して家の名誉を守る。

 〇日本各地にあるムラ社会での慣習。

 

 なので、

 世間体に等しい“ふさわしい”という

 考え方をあからさまに否定することは

 コミュニティから

 弾き飛ばされてしまう危険性をはらむ。


 周りからの目を気にして

 生きている人ほど、

 自分の意見に同意を求めてくる。

 

 嫌悪感まで持つ必要はないが、

 バイアスにまみれることなく、

 自分なりの価値観を持つことが大切だ。

 🤨

 “ふさわしい”に同調を求められた時は

 「あーそうかもねー😗」程度に共感する

 ことは処世術として必要だ。


 ただ自分の考えを強く主張する必要はなく、

 同意を求める必要もない。


 承認欲求もまた自分を

 苦しめることになる。


 “ふさわしい”や“世間体”を

 ひとつひとつ外していけば、

 より視野の広い自分に近づけるはずだ。




2024年4月6日土曜日

やっかいな偏桃体😣

 

 ストレス脳/メンタル脳を読むと

 生きづらいと感じる人に

 一つの解を与えてくれる。


 安全な場所にいるのに

 急に不安になったり、

 人一倍怖がったりする場合がある。


 これは脳が太古から

 さほど変化しておらず、

 現代生活に追いついていないからだ。


 どんな不安も”何かがおかしい”と

 知らせるための手段で、

 脳の警報器”偏桃体”は

 より安全になった現代でも

 誤作動をしてしまう。😵


 強い不安を感じるのは

 ”生き延びる確率”を上げているためだ。


 また孤独にもリスクがある。

 長い年月を孤独で過ごすと、

 病気のリスクが上がる。


 これは先祖が他者と協力して

 生き延びてきたから

 孤独は死ぬリスクが高まった

 サインと言える。


 うつを避ける有効な手段は

 運動をすることだ。


 もちろん、

 仕組みが分かったからといって

 生きづらさを解消されるわけではない。


 ただ、人生が闇のように感じられても、

 自分も古代からの生物であることを

 思い起こせば安心できるかもしれない。😌

 

2024年3月31日日曜日

複利のチカラ


 先日外資系保険会社の担当者と

 話をする機会があった。😙


 たくさんのクライアントの方と

 接しているからか

 話題の幅も広く、刺激を受けて楽しい。


 不動産や相続についても

 知見があり、さすがダナーと感心させられた。


 提案いただいたのは

 予定利率の上がったドル建養老保険。

 (↑学資保険のようなもの)


 時間軸を長くとり、

 複利で資産拡大する方法だ。🤔

 

 最も確実な資産を増やす手法と言える。


 かのバフェット氏🧓🏼も

 資産を増やすには、時間を味方に

 することの大切さを説いている。


 身近なところでは、

 スマホやタブレットの充電する時、

 寝る前に充電器に指しておくと、

 翌朝、確実に100%になるが、

 朝起きて出勤前にちょっと充電するだけでは

 やや回復する程度だ。


 本人は寝ているだけだが、7〜8時間を

 味方につけた効用と言える。


 これになぞらえて、、

 本人が起きてようが寝てようが、

 関係なく、時間と共に拡大する資産は

 何かと考えてみる。


 第一はやはり貯金だ。

 しかし、極端に低い利率の貯金は

 インフレや物価高騰に追いつかず、

 むしろ実質目減りすると言っても良い。


 複利で上げられるのは

 ◯債権

  →米国債は10年物で年4%を超える

 ◯積立型の養老保険

  →上記の提案を受けた

   ドル建ての保険は予定利率が3%で

   解約返戻手続きわしても25年で141%

   になる商品だ。

 

 いずれも時間軸を長くとっている。


 ただ、DIVE TO ZERO

 読んだ自分としては

 晩年を豊かにするために

 今のリソースを将来の備えだけに

 費やそうとは思わない。🫤


 老後ではなく、人生の各ステージでの

 最大化を考え、無理なくといったところ

 が良いバランスになると思う。




 

2024年3月24日日曜日

教育2.0

 

 我々が受けてきた従来の教育は

 カタチの良い野菜🥦を育てるような

 教育システムだったといえる。


 陳列しやすいカタチの良い

 コドモは良い生徒と見なされ、

 規格外の野菜のようなコドモは、

 学校生活になじめず、

 不登校を生み出してきた。😮‍💨


 学習の習熟度の違いや

 個性があるのは当然だ。🤨


 それを画一的な教育方法により

 小中学生の不登校20万人を

 生み出してきた。


 親の方も

 中途半端に学があると

 有名大学に入学するところからの逆算で

 コドモの適性を見ずに、

 受験色の強い塾にいれたりして

 勉強嫌いを助長したりする。😣


 最近話題になる教育虐待もその一つだ。


 いまだに

 ペーパーテストを重視している風潮は

 欧米の入学審査の潮流とは異なる。


 ただ、明るい期待も持てる。

 AIの活用で、

 それぞれのコドモの適性にあった

 学習環境を提供できる可能性が広がった

 😃

 授業はICTを活用し、

 教師は生徒ケアにリソースを

 費やすことも期待できる。


 最近読んだ本2040 教育のミライ

 今後の教育について示唆に富む内容だ




2024年3月18日月曜日

運動2.0

   

 最近、水泳🏊を再開した。

 1500m程度泳ぐ習慣を

 週2で復活した。


 プールから出ると

 鼻水🤧が止まらないが

 これは鼻の粘膜に塩素が過敏に

 反応しているせいらしく、

 水泳後は目だけでなく、

 鼻👃の中まで洗うようにしている。

(多少良くなったような、、)

 

 市民プール🏊‍♀️は自宅から10分程度。

 

 いまの自宅を選ぶ際は

 プールが近くにあるというのも

 大きな決め手だった。


 昔から相性の良い運動は水泳だ。


 最近読み直した

 アンジャッシュ・ハンセンの

 ”運動脳🧠”は運動習慣のメンタルへの

 良い影響を記述し示唆に富む内容だ。🤔


[要約]

 ------------------------------------------------

 〇運動🏃は20~30分ほどで十分に

  効果がある。(運動量より回数)

 〇心拍数が上がる運動⛹️の方が良い

  (有酸素運動)

 〇運動🤾🏻‍♂️は海馬と前頭葉が強化される

  (脳の連携強化)

 〇運動🏋️には抗うつ剤😞と同じ効果がある

  (コルチゾールをコントロール)

 〇うつ病の症状を取り除いてくれる

  脳物質DBNF🤩を生成するので

  うつには運動🤸‍♂️が一番効果的である。

 〇運動🏌️‍♂️は記憶力🤨を高めてくれる。

 ------------------------------------------------

 こういった内容を知ると

 運動🚴‍♂️しないことは健康を損なうと

 さえ思えてくる。


 最近、以前購入した本📕を

 読み直ししている。

 (なぜなら本棚3つがパンパンで

  新しい本が入らない、、😅)


 暖かくなってきたし、

 運動習慣🧗‍♀️を始めるには

 良いタイミングだ。🌸


 
★もりもり海鮮丼










 
★内側(まーそうですよね)


2024年3月12日火曜日

好奇心

   

   人生を活き活きと過ごすには

 健康と良い人間関係👬が大切だが、

 次に挙げる要素としたら”好奇心”だと思う。

 

 好奇心とは”知りたい/体験したい”

 という内なる動機。

 ”やってみたい”と思うココロ🤍だ。


 健康で良き友人がいても

 好奇心がなければ、なにか物足りない。


 今満たされた生活よりも

 これからやりたいと思えるような

 意欲をもつことが現代では大切だ。


 ヒトは成長を感じられると

 メンタルに良い影響を与え、

 人生自体が色鮮やか🌅になり、

 積極的に物事に取り組むことができる。


 では

 好奇心を養うためにはどうしたらよいか?

 

 (1)自分の興味のある分野を拡げること。

  →自分の得意不得意という

   思い込みにとらわれずに

   いろいろチャレンジしてみる。

 (2)予定をフルフルで入れない。

  →面白い人生は想定外からやってくる。

   外を出歩き、冗長性を持たせて、

   良い偶然👁️‍🗨️を受け入れる準備をしておく。


 たくさん点を打つ(試してみる)ことで

 それが線になり、

 いろんな好奇心が高まるハズだ。


 一瞬で終わる楽しみよりも、

 深堀りして、自分なりに成長を

    感じられるものが良い。


 読書📖も知的好奇心を満たす

 ツールと言える。


 春🌸が近づき、これから暖かくなっていく。

 自宅でのながらスマホ📱はそこそこに

 リアルな世界で

 新しい点を打っていこう❗️



2024年3月6日水曜日

上昇相場に乗るべきか?

 

 株の上昇ニュース💹を連日耳にする。

「乗り遅れないように買わなきゃ!🤩」

「もう上げすぎだから、どーん!と

 下げるんじゃない?😩」

 と判断に迷う人もいるだろう。


 こういった時の判断について

 ”JUST KEEP BUYING

 が一つの解を出している。


 本の結論は「買い続けよ!」だ。

 (本のタイトル通り(笑))


 年齢を重ねることで

 減っていく人的資本を

 金融資産に変える必要性を説く。🤔


 過去の大きく下げた相場の

 直前に投資しても

 S&P500に投資していた場合、

 着実に資産が増えている例を

 数値で示している。


 長いスパンでの投資では

 投資期間の前半にマイナスに

 なるのはそんなに問題ない。


 売るべきは

 1:リバランスの為

 2:集中投資状態から抜け出す為

 3:自分の経済的なニーズを

   満たすため、

 と説く。

 そして投資の究極の目的は

 自分が生きたい人生を生きる為

 イチバン大切なのは”時間”である。

 と締めくくる。


 ということで、

 モラリストはそのまま保有しつづける。🤓



2024年2月29日木曜日

健康診断やら確定申告やら、、


 先日、健康診断を受けてきた。

 (体重は増えてしまった、、😨)


 視力検査では右目👀は網膜剥離の影響で、

 まだ回復途中。

 右目だけでは本も読めないし、

 運転もままならない。😮‍💨


 ゆっくり回復を期待するしかない、、

 (網膜剥離→☆過去ブログ

 

 2月は確定申告🈸の時期だ。

 毎年、ふるさと納税や医療費控除を

 申告している。

 

 今年は初めてe-taxに移行し、

 スマホ📱で申告してみた。

 動画で見ると簡単そうだけど、、

 初回はふるさと納税や医療費控除は

 マイナアプリと連携しなくてはならず、

 思ったより手こずった。

  

 まー来年からは楽になりそうだ。😄


 連日株価💹の最高値更新ニュースが続く

 ついにバブル越えなどと言われるが

 ジンクスとは意識した瞬間に

 とらわれるものだ。


 感慨深く捉えずに、

 まったく違う時代を生きていると

 淡々としてた方が良い。😗


 世間では投資せよ!🤑などの情報が氾濫し、

 本屋さんの特設コーナーには

 乗り遅れるな!的な

 ”投資やNISA雑誌📚”が目につく。


 ただ、そればかり💰気にしていると、

 他のモノごとに集中にしくい。😵‍💫

 本来、自分がやりたいこと/やるべきことを

 遠ざけてしまうかもしれない。


 一般のヒトはインデックスで毎月定額で

 買っておいて、忘れてるくらいが

 ちょうどいいと思う。🫤

 

 今回は徒然なるままに書いてみた。🖋️



2024年2月23日金曜日

生成AIの未来⚜️

 

最近、生成AIの本📕を読んだり、

テレビ📺を観る機会があった。


自分なりに生成AIを咀嚼してみた。

 

書籍では

企業や行政・金融・医療・教育が

どう変わっていくか

実例を挙げて紹介している。

 

日本では、単純作業が

AIに取って代わられるという

認識が広がっているが、

むしろ知的労働者の方が

影響を大きく受けると警告する。

 

テレビでは

医療分野🩺での活用事例を挙げて

過去の膨大な症例画像から

画像診断での病気を判断したり、

症例の少ない難病などの診断について

ドクターのスキルを拡張させ、

地域医療の差を縮める効果も

期待ができると紹介していた。


どちらも警告していたのは

AIは間違いやハルシネーション(幻覚🦋)を

区別できていないということだ。 


さて、ここからが私見だか、

 

よくAIが仕事を奪うなど

世間では言われているが、

一番心配なのは

”人間のアイデンティティの危機”だ。


AIにより、自分の社会での必要性

を見失ったヒトはどうなるだろうか?


人生において

生まれた時👶から秘書👩‍💼のような存在がいて、

苦楽を伴った自己決定する機会を奪われれば、

自分の存在意義を見出すことは難しい。

 

生への執着も希薄になりかねない。

 

ただ、

人間そのもののチカラ💪を問われる

出来事は未来にも起こりうる。

 

30年後の世界の大きな問題は

間違いなく気候変動🌏だろう。


南海トラフ⛑️やスーパー台風🌀、

未知の疫病😷🏥など、

日常を奪われるような体験に

見舞われることはあるハズだ。

  

そういった生命が脅かされる状況では

5感を持たず、生命体ではないAIは

助け合えるパートナーになりえない。


人間同士が協力し合って

生き抜くことが大切だ。

 

そういった強烈な体験では

心身のバランス😵‍💫も崩してしまうこともある。

そんな時、他者との交流や共感が

なによりも癒しになるはずだ。

 

となると

AIは最良の伴侶ではなく、

自分の可能性を

より拡張してくれる支援ツール

という位置付けで捉えるべきだ。

 

有機生命体として、有限な命を

持つ自分に対し、

AIは不老不死であれば

生きる価値を共有できない。



2024年2月17日土曜日

◇読んでよかったぜ本[2024その1]

 

最近読んだ中で良かった本📕を紹介!


だから僕は組織を変えていける

 [斉藤徹著]

 これからの社会は

 工業社会から知識社会へと変わり、

 創造性が求められる。

 いかに知的労働の生産性を大幅に上げるか?

 目指す組織像は

 ”学習する組織”

 ”共感する組織”

 ”自走する組織”

 の3つを挙げる。

 その組織は何のために存在するのか?

 ”北極星”が必要である


☆いままで読んだ組織論の本で

 イチバン秀逸!😄

 内容も良い情報ばかりで、読みやすく◎









9割の社会問題はビジネスで解決できる

 [田口一成著]

 ボーダレスグループは

 社会問題を解決したいと志をもった

 企業グループで、社会問題を

 ビジネス(事業)として”リデザイン”していく。

 公的支援に頼らず、

 経済的に自走できるように

 起業家を社長とし、アシストしていく組織。


☆この本は素晴らしい!

 ぜひ読むべき1冊である。🤩









苦しかった時の話をしようか?

 [森岡毅]

 USJ再生の立役者となった森岡さんの本。

 自分のコドモ向けに書いた資料を書籍化。  

 成功やモノの考え方など、

 読みやすい文章で記載している。

 働くことへの価値観をも

 新たな気づきを与えてくれる。


☆書店でも専用コーナーがある程、有名な本。

 中高生にもオススメできるが

 イチバン就活する前の若者に読んでほしい。🤔












私を取り戻す哲学[岩内章太郎]

 誰とでもつながっているからこそ、

 形容しがらい孤独を感じるのはなぜか?

 私たちはスマホのスクリーンを通して

 世界の側を見すぎている。

 それを見ている<私>を考える時間が

 なくなっている。

☆哲学者の本なので、

 途中は難解(読み飛ばし)であったが、

 共感できる記述がいくつもある。

「世界に意味がないのではなく、

 生きるに値する目標を持ててないのだ。」

 の記述はなるほどー!と共感できた。🧐









メンタル脳

[アンディッシュ・ハンセン]

 私たちの身体や脳は

 生き延びて子孫を残すために進化した。

 感情というのは脳が私たちを

 生かしておくための道具である。  

 どんな不安も「なにかがおかしい」と

 私たちに知らせる手段である。

  

☆"スマホ脳"著者の最新刊

 読みやすいのでオススメだ。

 不安な感情というのは、偏桃体の

 過剰反応で、危険の多かった狩猟時代

 からの生存本能の一種と

 割り切ることができれば

 現代の生きづらさも

 多少解消するのではないだろうか?☺️



2024年2月11日日曜日

不動産の魅力

 

 これからの名古屋は

 不動産という視点で見ると

 魅力的なエリアと言えそうだ。😃


 その根拠は、、

 ①2035年目安にリニア🚄が開通し、

  東京との時間的距離がより近くなる。

  (東京から40分は東京近郊と同等)

 ②東京/大阪に比べて、

  マンション価格が安価🉐で

  平均価格が上昇する余地がある。

 ③建設費の高騰で新築マンションは

  今後も上昇する見通し。💹

 ④富裕層の外国人🧔‍♂️は東京の物件を

  旺盛に購入しており、

  さらなるフロンティアとして

  名古屋へのニーズが高まる。

 ⑤SRTという新しい路面公共交通🚊

  システムを整備する計画が

  名古屋都心部で進む


 不動産業者寄りの情報だが

 まんざら誇張している訳ではない。

 

 インフレ対策には価値のあるエリアに

 不動産をもつことも一つの選択肢だ。

 

 立地が良ければ、建物が古くなっても

 資産価値が残るのは不変の真理だ。🤨


 個人的に、、

 モラリストはもっと大きい需要を

 想定している。🧐

 

 将来マンションを購入する主役は

 外国人かもしれない。

 

 いまは安いニッポン🉐を背景に

 旺盛に買い続けているが、

 地政学的なリスク⚔️回避を目的に

 外国人の富裕層が日本の不動産を

 購入し始めたら、

 価格はどんどん高騰化し、

 将来、日本人は都心部のマンションを

 購入できなくなる可能性もある。😥


 中国や東南アジアの富裕層は

 数も資金力も想像以上だ。💵


 東京とリニアでつながり、

 大阪・京都どちらにも

 アクセスしやすい名古屋は

 東京以外での有力な候補になりうる。

 

 NHKで放送している正直不動産

 から着想を得た。😉


2024年2月5日月曜日

影響の輪/関心の輪


 最近読んだ

だからぼくたちは組織を変えていける

 はタメになった。🧐

 

 けっこうボリュームがあり、

 良い記述がいろいろ満載だが

 その中で印象深かった一部を抜粋。😉


 物事には、

「影響の輪」と「関心の輪」がある。


 影響の輪:自分の影響が及ぶ範囲

 関心の輪:関心のある範囲

 と区別する。


 例えば、民間企業で、

 上層部は売上/利益ばかりを気にしており

 人員不足や若手教育などを

 間接的な問題の解決を考えていない

 そんな組織風土に対して

 嫌気が指したりしたとする。😤


 そんな歪んだ会社組織のピラミッドの中で

 正解を追い求めるのでなく、

 ピラミッドから離れ、

 自分らしい仕事の本質や喜びを

 追及したいと悩んだとする。🙁


 この場合、転職を考えるべきだろうか?

 

 ここで考えるべきは

 「営利追及の会社の姿勢は、

  自分が多大な影響を受けているのか?

  社内のステレオ的な話題など”関心の輪”

  を感受しすぎてないか?」

  と一歩引いて考えるスタンスである。🤔

 

 上記の本ではこう記す。

 「関心の輪に意識を集中しすぎると、

  自分の影響力が及ばないために

  他者を非難することにエネルギーを

  注いでしまい、建設的な発想ができなくなる。

  変えられないことに関心は持つが

  積極的に関与しない。

  組織を変えたいのであれば、

  心理的エネルギーを”影響の輪”に

  集中させること。その上で影響の輪を

  少しずつ拡げていくこと。」

  

 先の例に当てはめると、

 経営層でもない中間管理職の立場なら

 自分の影響範囲だけを集中して考える。 

 いわゆる”影響範囲の個人主義”で良いのだ。🫤


 処世術としては、

 ”関心の輪”との距離感が大切で

 自分の心が感受するような

 捉え方をしない程度に

 関心を向ける方が良い。😗

 


 ただ、、

 以下の場合は、むしろ深掘りした方が良い。

 

 自分にとって

 意味ある仕事の本質や喜びに

 明確に気づいているのに、

 

 ・給与が好条件であること

 ・定年退職時の退職金

 

 など金銭的な要素のみで、

 鎖につながれ、違和感を覚えながら、

 今後何十年も仕事をしていく。


 これは後々後悔する恐れがある。😩

 その違和感は突き詰めた方が良い。


 ↓欲望の資本主義2024より抜粋↓

 ------------------------------------------

 営利だけを求める企業の論理は

 人間が本来持つ性質と根本的に対立する。

 ------------------------------------------



2024年1月30日火曜日

シン・中間層

 

 今月放送されたNHK BS📺の

 ”欲望の資本主義2024”は興味深かった。


 主な内容は

 ----------------------------------------------------

 ●無形資産という新しい資本主義

  アイデア × アイデア 

  →シナジーは足し算よりも多くを生む

 ●日本のホワイトカワーは

  ジョブ型ではなく、”何でもやる”/”徹夜残業”

  といったiPS細胞のようなホワイトカラー

  を作り出し、90年代はうまくいったが

  今はむしろ停滞の足かせとなっている

  (×:時間給、〇:成果)

 ●社会/会社をピラミッド構造と

  捉えるのは人間の認知のクセ。

 ●欧米の働きやすい企業は

  理念の共有を大切にしている

  (ルールよりパーパス)

 ----------------------------------------------------

 

 結びとして、

 情報化社会はヒトが生産手段となり、

 GAFAなど寡占が進む経営側に

 対抗できるのは”シン・中間層”だという。😏


 ”OPEN AIのアルトマンCEO解任劇”が

 その一例となる。

 アルトマン氏の解任とともに

 700人が退社するという意思表示は

 工場の生産設備が忽然と消える

 と同じインパクトを経営側に与えた。


 以下のシン・中間層の定義は

 今後の羅針盤になりうる見解だ。


「シン・中間層とは現場感覚を持ち、

 労働の喜びを知る新たな専門職。

 会社というピラミッドの中での

 正解を追い求める中間管理職ではなく、

 仕事の本質を考え抜き、

 社会に新たな価値を提供する」🤔

 

 近代社会の働き方をいま一度見直し、

 働く喜びを問い直す。


 自分が読んでいる本と

 方向性が同じで共感できる内容だ。🤩


 欲望の資本主義2024は

 最近のテレビの中で

 イチバン興味深い内容だった。







 

2024年1月24日水曜日

相続など、、


 先日友人と相続の話題が上がり、

 ちょっとかじって勉強してみた。

 

 相続の概略は

 ・10か月以内に相続税を納める必要がある

 ・法定相続人の数で控除額が違う。

 ・不動産価値は固定資産税から分かる

 など、、

 

 そこそこ資産を持っている人は

 生前贈与など相続税対策をすべきだが、

 子から親に提案することは

 なかなか難しい。

 

 本人の死後の話を、子側から

 することはためらうものだ。


 銀行に勤めている友人の話だと、、

 ビルオーナーなどの資産を持つ人に

 相続税対策の助言をしても

 75%:理解はしているが動かない人

 15%:フラットに聞けて対応できる人

 10%:なにを言っているか理解できない人

 といった割合だそうだ。

 

 相続税を払う段階で、資金調達に追われ、

 ビルを売却しようとしても

 急ぐあまり、足元を見られ、不本意な金額での

 売却になるケースもあるそうだ。

 

 結局、本人にその気がなければ

 生前対策は進まない。


 帰省や法事など、節目にあった時に

 ”借金を残して死なないでよ!”などと

 話題の土俵に上げて、

 徐々に話をしていく形かなーと思う。


 それにしても、、

 徴収する側の視点で見ると、

 日本の税制は良く出来ているナーと感心する。



2024年1月17日水曜日

なぜ合理的ではない判断をするのか?

  

 年末年始に帰省した際、

 友人と親のことを話した。


 40代になると、親が70歳を超え、

 皆、いろいろ親の高齢化の関わる問題に

 直面している。


 その中で、

 ・病院に行く

 ・介護認定を受け、公的サービスを受ける。

 こういった内容を親へアドバイスをした際に

 大抵は動かず、むしろ反発するように

 そういったアドバイスに従わない。

 といったことが話題になった。


 そのアドバイスに従った方が良いと

 アタマでは分かっているが、

 親子という身近過ぎる関係性から

 助言をなかなか聞き入れないようだ。


 なぜ非合理的な判断をしてしまうのか?


 ・自分のことは自分がイチバン分かっている。

 ・上から目線でアドバイスされることへの反発。

 ・新しいことをするのが面倒

 

 年齢を重ねると、

 考え方が膠着してしまい

 自分の気が向かないと実行しないようだ。


 非合理的な判断をする人に

 合理的な理由をたくさん伝えても響かない。


 それよりも

 効果的なのが身近な人のエピソードだ。


 ・○○さんは同じような不調で、

  病院に早くいって、いまは回復している。

 ・友達のお父さんの話なんだけど、

  病院がとても親切にサポートしてくれて、、


 親近感のわくような

 知人エピソード(作り話でも良い)で

 自発的な動機につながるように

 仕向けた方が良い。


 嘘も方便である。



2024年1月11日木曜日

最適解


 今年のキーワードは”最適解”だと思う。

 

 一つの問題に対し、

 回答が一つではないVUCAの時代。

 

 正解と言い切れない場合に

 ”最適解”というフレーズは言いやすい。


 例えば、

 環境負荷を低減するなら

 究極は建設(新築や開発)などしない方が良い。


 それに対して、

 環境負荷を減らす施策を講じて

「従来より環境に配慮して建設してます。

 これが私たちの今の”最適解”です。」

 というのがスタンスだ。


 カーボンニュートラルも

 経済活動はしつつも、

 せめて今より悪くならないように、、

 なので、”最適解”がしっくりくる。


 その他

 社会問題/金融政策/政治問題も

 ある段階で講じる対策は

 最終的にベストとは分からないので、

「現段階で最適解と考えている」は

 後から責められないためにも言いやすい。


 最適解というフレーズは

 さらに定着化するのではないか?


 ただ最適解は、

 自分は大きな流れを変える

 ゲームチェンジャーではないので、

 現状でのベストと思える回答という

 ちょっと折衷案というか妥協とも言える。


 本質的には、最適解とは

「一番マシなものを選びました。」

 かもしれない。。。

 

  
★赤福本店にて

2024年1月5日金曜日

災害(能登半島地震/羽田空港衝突事故)で思うこと


 元旦から石川県を中心とした

 大きな地震に見舞われ、

 翌日に羽田でも重大事故を目の当たりにした

 

 正月気分が吹き飛んだという人も多いだろう。


 多くの人が年始の初詣で

 穏やかな一年を祈った直後の大地震は

 ”自然は無慈悲”という現実を

 痛感させられる。


 ふるさと納税を通して

 被害の大きかった複数の自治体に

 寄付をした。


 しかし、生き残った我々は

 嘆き悲しむだけでなく、

 教訓を学び、

 後世に伝えていく必要がある。

 

 災害から学ぶことは「備える」ことだ。

 

 個人レベルでは

 ①備蓄

 ②避難場所の確認

 ③災害への高い意識

 が挙げられる。


 その中でも

 高い意識に上げていくことは

 なかなか難しい。

 災害ニュースを見て、

 対策の必要性を強く思っても

 数日経てば(喉元を過ぎてしまえば、、)

 結局、何もしないことが多い。


 <過去の防災関連ブログ>

 必ず来る巨大地震[備蓄編]

 必ず来る巨大地震[経済編]

 

 日本は災害を減災できる

 災害テックの分野に強みを有している。


 災害に関する多くの知見を有する日本は

 後世だけでなく、他国にも啓蒙していく

 ことができる。


【南海トラフへの啓蒙】

 京都大学名誉教授の鎌田毅氏の

 シンポジウムが大変参考になる。

 京都大学シンポジウム経済レジリエンス


 レジリエンス(強靭性)を高める努力を

 怠ってはいけない。

 
★帰省移動中に見えた富士山



2024年1月1日月曜日

新年のご挨拶

 

  新年あけましておめでとうございます。

(今年は喪中です。)


 <今年の目標>

 ①体重をあと4kg落とす。

 ②運動習慣の継続

  →毎日12000歩継続。

 ③さらに良質な生活習慣

  →読書/睡眠/間食軽減


 今年も忙しい年になりそうです。


 本年も宜しく!