2024年1月30日火曜日

シン・中間層

 

 今月放送されたNHK BS📺の

 ”欲望の資本主義2024”は興味深かった。


 主な内容は

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 ●無形資産という新しい資本主義

  アイデア × アイデア 

  →シナジーは足し算よりも多くを生む

 ●日本のホワイトカワーは

  ジョブ型ではなく、”何でもやる”/”徹夜残業”

  といったiPS細胞のようなホワイトカラー

  を作り出し、90年代はうまくいったが

  今はむしろ停滞の足かせとなっている

  (×:時間給、〇:成果)

 ●社会/会社をピラミッド構造と

  捉えるのは人間の認知のクセ。

 ●欧米の働きやすい企業は

  理念の共有を大切にしている

  (ルールよりパーパス)

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 結びとして、

 情報化社会はヒトが生産手段となり、

 GAFAなど寡占が進む経営側に

 対抗できるのは”シン・中間層”だという。😏


 ”OPEN AIのアルトマンCEO解任劇”が

 その一例となる。

 アルトマン氏の解任とともに

 700人が退社するという意思表示は

 工場の生産設備が忽然と消える

 と同じインパクトを経営側に与えた。


 以下のシン・中間層の定義は

 今後の羅針盤になりうる見解だ。


「シン・中間層とは現場感覚を持ち、

 労働の喜びを知る新たな専門職。

 会社というピラミッドの中での

 正解を追い求める中間管理職ではなく、

 仕事の本質を考え抜き、

 社会に新たな価値を提供する」🤔

 

 近代社会の働き方をいま一度見直し、

 働く喜びを問い直す。


 自分が読んでいる本と

 方向性が同じで共感できる内容だ。🤩


 欲望の資本主義2024は

 最近のテレビの中で

 イチバン興味深い内容だった。







 

2024年1月24日水曜日

相続など、、


 先日友人と相続の話題が上がり、

 ちょっとかじって勉強してみた。

 

 相続の概略は

 ・10か月以内に相続税を納める必要がある

 ・法定相続人の数で控除額が違う。

 ・不動産価値は固定資産税から分かる

 など、、

 

 そこそこ資産を持っている人は

 生前贈与など相続税対策をすべきだが、

 子から親に提案することは

 なかなか難しい。

 

 本人の死後の話を、子側から

 することはためらうものだ。


 銀行に勤めている友人の話だと、、

 ビルオーナーなどの資産を持つ人に

 相続税対策の助言をしても

 75%:理解はしているが動かない人

 15%:フラットに聞けて対応できる人

 10%:なにを言っているか理解できない人

 といった割合だそうだ。

 

 相続税を払う段階で、資金調達に追われ、

 ビルを売却しようとしても

 急ぐあまり、足元を見られ、不本意な金額での

 売却になるケースもあるそうだ。

 

 結局、本人にその気がなければ

 生前対策は進まない。


 帰省や法事など、節目にあった時に

 ”借金を残して死なないでよ!”などと

 話題の土俵に上げて、

 徐々に話をしていく形かなーと思う。


 それにしても、、

 徴収する側の視点で見ると、

 日本の税制は良く出来ているナーと感心する。



2024年1月17日水曜日

なぜ合理的ではない判断をするのか?

  

 年末年始に帰省した際、

 友人と親のことを話した。


 40代になると、親が70歳を超え、

 皆、いろいろ親の高齢化の関わる問題に

 直面している。


 その中で、

 ・病院に行く

 ・介護認定を受け、公的サービスを受ける。

 こういった内容を親へアドバイスをした際に

 大抵は動かず、むしろ反発するように

 そういったアドバイスに従わない。

 といったことが話題になった。


 そのアドバイスに従った方が良いと

 アタマでは分かっているが、

 親子という身近過ぎる関係性から

 助言をなかなか聞き入れないようだ。


 なぜ非合理的な判断をしてしまうのか?


 ・自分のことは自分がイチバン分かっている。

 ・上から目線でアドバイスされることへの反発。

 ・新しいことをするのが面倒

 

 年齢を重ねると、

 考え方が膠着してしまい

 自分の気が向かないと実行しないようだ。


 非合理的な判断をする人に

 合理的な理由をたくさん伝えても響かない。


 それよりも

 効果的なのが身近な人のエピソードだ。


 ・○○さんは同じような不調で、

  病院に早くいって、いまは回復している。

 ・友達のお父さんの話なんだけど、

  病院がとても親切にサポートしてくれて、、


 親近感のわくような

 知人エピソード(作り話でも良い)で

 自発的な動機につながるように

 仕向けた方が良い。


 嘘も方便である。



2024年1月11日木曜日

最適解


 今年のキーワードは”最適解”だと思う。

 

 一つの問題に対し、

 回答が一つではないVUCAの時代。

 

 正解と言い切れない場合に

 ”最適解”というフレーズは言いやすい。


 例えば、

 環境負荷を低減するなら

 究極は建設(新築や開発)などしない方が良い。


 それに対して、

 環境負荷を減らす施策を講じて

「従来より環境に配慮して建設してます。

 これが私たちの今の”最適解”です。」

 というのがスタンスだ。


 カーボンニュートラルも

 経済活動はしつつも、

 せめて今より悪くならないように、、

 なので、”最適解”がしっくりくる。


 その他

 社会問題/金融政策/政治問題も

 ある段階で講じる対策は

 最終的にベストとは分からないので、

「現段階で最適解と考えている」は

 後から責められないためにも言いやすい。


 最適解というフレーズは

 さらに定着化するのではないか?


 ただ最適解は、

 自分は大きな流れを変える

 ゲームチェンジャーではないので、

 現状でのベストと思える回答という

 ちょっと折衷案というか妥協とも言える。


 本質的には、最適解とは

「一番マシなものを選びました。」

 かもしれない。。。

 

  
★赤福本店にて

2024年1月5日金曜日

災害(能登半島地震/羽田空港衝突事故)で思うこと


 元旦から石川県を中心とした

 大きな地震に見舞われ、

 翌日に羽田でも重大事故を目の当たりにした

 

 正月気分が吹き飛んだという人も多いだろう。


 多くの人が年始の初詣で

 穏やかな一年を祈った直後の大地震は

 ”自然は無慈悲”という現実を

 痛感させられる。


 ふるさと納税を通して

 被害の大きかった複数の自治体に

 寄付をした。


 しかし、生き残った我々は

 嘆き悲しむだけでなく、

 教訓を学び、

 後世に伝えていく必要がある。

 

 災害から学ぶことは「備える」ことだ。

 

 個人レベルでは

 ①備蓄

 ②避難場所の確認

 ③災害への高い意識

 が挙げられる。


 その中でも

 高い意識に上げていくことは

 なかなか難しい。

 災害ニュースを見て、

 対策の必要性を強く思っても

 数日経てば(喉元を過ぎてしまえば、、)

 結局、何もしないことが多い。


 <過去の防災関連ブログ>

 必ず来る巨大地震[備蓄編]

 必ず来る巨大地震[経済編]

 

 日本は災害を減災できる

 災害テックの分野に強みを有している。


 災害に関する多くの知見を有する日本は

 後世だけでなく、他国にも啓蒙していく

 ことができる。


【南海トラフへの啓蒙】

 京都大学名誉教授の鎌田毅氏の

 シンポジウムが大変参考になる。

 京都大学シンポジウム経済レジリエンス


 レジリエンス(強靭性)を高める努力を

 怠ってはいけない。

 
★帰省移動中に見えた富士山



2024年1月1日月曜日

新年のご挨拶

 

  新年あけましておめでとうございます。

(今年は喪中です。)


 <今年の目標>

 ①体重をあと4kg落とす。

 ②運動習慣の継続

  →毎日12000歩継続。

 ③さらに良質な生活習慣

  →読書/睡眠/間食軽減


 今年も忙しい年になりそうです。


 本年も宜しく!