2025年10月26日日曜日

8がけ社会

 現代は

「モノを売りたい企業vs

 カネを貯めたい消費者」

のせめぎ合いだ。


衣食住が足りた現代、

自発的に欲しいものが少ない中、

需要を喚起すべく、スマホ📱を通じて

巧妙に需要喚起させる情報を企業は流す。


「乗り遅れたらどうしよう、、」

「将来インフレだから投資は今!」

ともっともらしく不安を煽る。


しかし、自分の価値観で

ホントに必要かを考える必要がある。


モノ経済からカネ経済になった現代。

トマピケティの21世紀の資本が象徴する

「労働資本よりも

 配当などのリターンが上回る。」

と、カネ経済を後押しする。


老後2000万問題や国力低下に対し、

個人は「資産運用して、要塞化する」は

生活防衛として確かに正解っぽい。


ただ、社会全体を俯瞰してみると

それだけを突き詰めた未来は

孤立社会になってしまう。


2040年に1100万人が労働人口が減る。

今に比べ、約2割減である。

これは驚愕すべき、確実な予測だ。


教育・医療・介護・交通・製造業・サービス

あらゆる分野で、人手不足が顕著になる。


・人手不足倒産の増加

・サービスを十分提供できない地域

これらが地方を起点に

じわじわと日本中に広がっていく。


行政や医療介護などが水準を保てる地域と

そうでない地域の格差が出てくる中で

わたしたちの価値観や

社会のありかたはどうなるか?


ヒトと協力することが重んじられる社会か

あるいは今以上にに孤立偏重社会か

未来は自分らで選択できる。


ただ、確実に取り組むべき課題はある。

・人手を無駄にしない仕組み

・人手を節約して生産を維持する仕組み

これらが大切なのは間違いない。


例えば、地方に大型工場が進出して、

雇用が創出されると、今は歓迎ムードだが、

将来は、働き手がほかから吸い上げられる

負の側面が強調される未来になる。


それにしても、、

急激な働き手減少時代は、

国が結果的に食い止められなかった

失策なのに

いつのまにか個人の問題に

すり替わってしまっている。

(インフレ・厳しい人口減少に向けて

 個人は新NISAに投資して財産を増やし、

 将来に備えよ!😕)

 ↑これって個人のせい?


愚痴っても仕方ない。


金融資産を増やしても、

ヒトは自宅のみで生きるにあらず、

自分を取り巻く社会がうまく回ってなければ、

生活はいろいろ制約が出るだろう。


[教育・介護・医療・交通・サービス]

人口減少になっても、

出来るだけうまくいくように、

変革を支持する姿勢は大切である。


以下はその指針。

〇消費者として、働き手の負担を少しでも減らす

〇働き手として長く働き、若者の挑戦を支援する

〇有権者として目先の利益よりも

 次世代を考えた政策を支持する

〇保護者として、こどもが将来に

 希望を持てるように支援する

〇地域の一員として小さなイベントや

 交流に参加し、支援する。


金融資産を増やすこと以外にも

個人の役割はある。😃