小林武彦さんの
”なぜヒトは老いるのか?”を読んだ。
なぜ動物はピンピンコロリなのに
ヒトだけが老いるのか?
一つの理由は、
動物は動きが鈍くなるのは
生存の選択で、
他の生物では残りにくかった。
また、ヒトの赤ちゃんは手がかかるので
長生きの祖父母がいる種が
集団として上手くいって生き残った。
また長老のような経験を基にした
ご意見番がいる集団は天災を避け
生き残ることができた。
つなり、老いた人がいる集団社会が
生き残ったと考察している。
シニアの定義として、
「知識や経験が豊富で教育熱心で私欲が少なく、
全体の調整約として振る舞える人」と説く。
そして最後にはぴんぴんころりを目指す
生物の誕生は利己的であり、
生物の死は利他的であるということが
印象的だった。