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「暇と退屈の倫理学」は
暇と退屈を突き詰めた本📕である。
(東大/京大学生ランキングNO1の本)
本題テーマの暇と退屈の定義は、、
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暇:なにもすることのない、
する必要のない時間
→貴族のような有閑な時間🦹
退屈:何かをしたいのにできない
感情や気分🙁
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人は退屈することを嫌う。
ウサギ🐇狩りに行く人は
ウサギがほしいわけではない。
退屈から逃れるために狩りに行くのだ。
退屈の起源としては、
人類は食糧生産🌾をするために、
やむを得ず1万年前に定住化した。
それ以前、400万年続いた遊動生活では
生きるために優れた探索能力が求められ、
(生活場所の移動/食べ物🍎の獲得/
危険な獣🦁/火🔥をくべる薪🪵)
退屈と無縁の生活をしていた。
しかし、定住生活では毎日同じ生活/
同じ風景が続き、退屈という概念が生まれた。
暇も退屈も、定住生活がもたらしたと
著者は説く。
ここからが本📕の真骨頂であるが、、
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浪費(贅沢):何らかの限界を越えた支出
浪費には終わりがある。
浪費は限界を超えたら満足する。
ex)豪勢な食事
消費:限界がなく、決して満足しない。
観念や記号や情報などにあたる。
ex)グルメ雑誌に載っているお店を
追い求める
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と定義する。
消費の一例として、
モデルチェンジしたクルマ🚗を買う際、
人はモデルそのものを見ていない。
→モデルチェンジによって、退屈しのぎ、
気晴らしを与えられている。
チェンジしたという情報そのものを
”消費”している。
人間は浪費を通じて、豊かさを感じ、
充足感を得てきた。
一方、消費は続けても、
満足はもたらされない。
満足しないから消費は
過剰になっていく。。。😩
消費社会は、僕らに何の贅沢も
提供していない。「次はこれだ!
その次はこれだ!」と僕らを焦らせ、
記号消費のゲームに駆り立てている。
自分達が奪われた物をきちんと
受け取って楽しむことを
取り戻せれば、消費社会の悪循環に
亀裂を入れることができる。
また、著書は一つの解として、
「幸福な人とは、楽しみ・快楽を
すでに得ている人ではなく、
楽しみ・快楽を求めることができる人」
→そのために、自分の興味をできるだけ
幅広く、あなたの興味をひく人やモノに
対しての反応をできるだけ友好的にせよ
と説く。
この考えには大いに共感できる。🤨
☆新着情報☆
著者:國分功一郎さんの新刊が今月発売された。
「目的への抵抗」
暇と退屈の倫理学の続編として
読むと理解が深まる❗️
★暇と退屈の倫理学 |