2022年6月10日金曜日

最後に愛は勝つ<特別編>

 

 コロナ禍の自粛生活では、

 幅をもたせた経験をする機会が失われている。


 例えば、

 コドモは友達と外で遊ばない日々が続き、

 学校から帰ると、

 冷蔵庫からアイスを取り出して、

 すぐにSwitch/iPadで一人で遊ぶのが

 今でも習慣だ。

 

 これはもったいない。

 外の遊びの中で社会性を

 身につける機会を逸している。


 ・公園まで行く際、五感を使って

  外の危険を学ぶ機会

 ・遊具の順番など他人との折り合いを学ぶ機会

 ・遊具で目いっぱい遊んで、運動能力を高める機会


 Switchやタブレットでは

 上記のような経験は得られない。

 

 こういった子供たちのコロナ禍での経験不足は、

 いずれどこかで、

 社会が代償を払わざる得ない時がくるだろう。



 新入社員もしかりだ。


 3月に卒業したばかりの

 大卒のコが自分の元に配属されたが、

 印象としては、人柄は素直である。

 コミュ力があり、一見、能力も高そうだが、

 社会性がちょっと乏しいナーと

 感じることがある。


 これは大学生時代にコロナ禍で、

 幅を持たせた経験が

 できなかったからでは、、と思う。

 

 聞くと、

 2年間はオンライン授業だったそうだ。


 経験者(中途)の方が、

 経験分の既視感があるので、

 同質性をもって理解するので

 一緒に仕事はしやすい。


 新人にイチから教えるのは

 時間がかかるし、

 自分でやった方が早いナーと

 思うことも多々ある。


 働き方改革という名のもとに

 自分の時間外労働の削減も

 求められているので、

 教育に割り振れる時間も限られている。


 では多くの時間を割いて、

 イチから教育するモチベーションは何か?

 

 それは手間暇をかけたら

 いずれ自分にリターンがあるという期待だ。


「新人が成長したら、

 業務の一翼を担ってもらい、自分も楽になり、

 それが会社の利益につながる。」

 という合理的な考え方だろう。


 愛情を持って、教育を実施し、

 良い担当者に成長してくれれば、

 最終的にイチバン利するのは自分だ。


 つまり、”最後に愛は勝つ”と信じることだ。


 AIやらDXなどと、

 仕事のやり方に変革はあるが

 ヒトが最大の資源であり、財産であることは

 今後も変わらない。

 
★先日のおひとり様ランチ