自分が社会的にしっかり生活して、
未来を切り開ける人は彼に投票しないだろう。
逆に、生まれや毛並は良いというプライドはあるが、
低所得で、社会に不満をもっている人は、
彼の発言に、勇気をもらうだろう。
彼を支持しているのは、比較的レベルの低いアメリカ人だ。
自分が努力して変わろうとせず、
生活の困窮を社会のせいにしている
このままでは、ジリ貧なので、
彼が大統領になったら、自分たちを優遇し、
古き良き「栄光の合衆国」を作ってくれるかもしれない。
そのような良識からかけ離れた主張する人は、少数派だったのに、
今回、大きな意見になろうとしている。
残念ながら、それが現実だ。
彼のような候補者は、今後世界中に出てくるかもしれない。
であれば、
彼が一度大統領になって、
世界中の反面教師になるのも良いかもしれない。
高齢者の割合の多い日本も、
「高齢者幸福党」などという輩が出てきて、
高齢者受けの良い政策で、大きな発言権を持っても、不思議ではない。
まー彼はきっとカリスマ人気講師のようなものダ。
成績が上がる保証はないが、
皆が受講したがるので、人気がどんどん集まる。
実際、話はうまいし、内容も面白い。
ただ、受講者全員の成績は必ずしも上がらない。
政治に疎いモラリストでさえ、彼の資質はちょっとヤバいと思う。
選挙中はいろいろあっても、最後には、アメリカ人の良識が勝つことを期待する。