2016年3月5日土曜日

終活の新概念

先日、NHKクローズアップ現在で、
「終活」について特集をしていた。

興味深かったのでは、
平均寿命に近い高齢者の終活ではなく、
50代くらいの比較的若い人が
余命何か月と宣告されて、残された時間をどう使ったかを特集していたことだ。

ある男性は膵臓がんになり、余命が半年未満と分かったとき、
病院に入院して治療に専念することはなく、
奥さんと思い出のある海外旅行に行き、
その後、本業である執筆活動を精力的にこなしたという。
意識が薄らぐような延命治療は行わず、痛み止めを中心として、
死期が迫る数日前まで仕事をこなして、
最終的な遺稿を書き上げたという。

奥さんは、「本人にとって幸せな時間だった。」と
振り返っている。

もちろん、がんも種類があるし、
厳しい治療をして、少しでも長く生きられるように
努力することも大事だろう。

誰だって、”生”の可能性を信じ、
しがみつきたいのは本人・家族の思いだ。

ただ、統計的に、「死は免れない」と分かったときに、
何か月か延ばす延命治療に、あまり意味はなく、
残された時間を、悔いのないように使えたら幸せかもしれない。

残された時間を
「仕事を最後まで続ける。」
「家族と多くの時間を過ごす。」
思いはそれぞれみんな違う。

自暴自棄にならずに、やりたいことを全うできたら、
人生の達人だろう。

印象深い特集だった。