先日、カンブリア宮殿を見ていた際、
すごい技術を開発した会社が紹介されていた。
それは千葉の株式会社アビーの
「CASフリージング・チルド・システム」である。
CASはCells Alive Systemの略。
いままでのフリーザーは温度を下げて凍らせていたが、
水分が先に凍結し、組織を破壊していた為、
解凍後、どうしても色や味は変わってしまっていた。
CASは特殊な技術で、過冷却状態を維持して、素材全体を一気に冷凍する。
その為、素材の組織へのダメージが少なく、
解凍後も食品のおいしさが損なわれないのだ。
この技術は既に使われ始め、
離島では、地元の魚介類をCASで冷凍して、鮮度を保ったまま、
大都市へ送れるようになった。
そのおかげで、東京の業者と、良い値段で取引ができるようになり、
島に雇用が生まれ、若いヒトがたくさん島に戻ってきた。
(過疎化が進む離島に、雇用の場を作っているのである。)
この技術、世界中で引っ張りだこになると思います。