前回の記事で、
ガソリンを例に「価格」と「価値」の
違いを考えた。
140円/Lの時も、180円/Lの時も、
クルマを同じ距離を走らせるという
「価値(効用)」は変わらない。
変わったのは、
外部の情勢が決定した「値段」という数字だけだ。
私たちの現代社会は外部環境という
”相場”の世界で生きている。
・物価の上昇
・株式の時価総額
・繁忙期で値段が変わる
チケットや宿泊料金
→ダイナミックプライシング
それらに振り回され、
自分の幸福感も外部環境に大きく
依存してしまっている。
他者目線の価値観が強くなると、
「高いモノを身につけたり、所有して
自分を大きく見せる」
「休日はどこかに出かけて
SNSでキラキラ生活の投稿」
自分が自ら欲するものではないもので
埋め尽くされてしまう。
①「高燃費な生き方」を模索する
高燃費な生き方とは少ない外部コストで、
最大限の「生の実感(価値)」を
引き出すセンスの領域と言える
例えば、
・丁寧に淹れた一杯のお茶。
・夕暮れ時に、空の色が刻一刻と
変わるのを眺める数分間
・お気に入りの万年筆で日記を綴る所作
これらにかかる「価格」はそんなに大きくない。
しかし、そこから得られる充足という名の
「価値」は、私たちを高い場所へと
引き上げてくれる。
外部の相場がどれほど高騰しようとも、
自分を満足させる方法を
「自分自身の内側」に持っている人は強い。
② 外部の「価格」に、内なる「価値」を渡さない
ネット証券の評価額に一喜一憂し、
中東情勢のニュースに心を乱す。
それは、自分の心のハンドルを
「外部の価格」に預けてしまっている状態だ。
スキル: 効率的に資産を増やし、流行を追うこと。
センス: どんな環境下でも、平凡な日常に
価値を見出し、機嫌よく生きること。
ガソリンの値段は、
自分ではコントロールできない。
だが、そのガソリンを使って
「どこへ行き、何を感じるか」は
いつだって自分次第である。
