今年いろいろ得た知識のなかで、
印象深かった情報を紹介
①阪神大震災の教訓
(NHKクローズアップ現代1/15)
阪神大震災から今年で30年
地震直後に亡くなったのは75%。
残りの25%は建屋に挟まって窒息死や
4時間後に発生した火災の影響、
渋滞で拒まれた救急隊の遅延が原因だ。
大きな教訓は以下の3つ。
(1)窒息を防ぐ住宅の耐震化
(2)通電火災を防ぐ備え
(3)救助を阻む渋滞対策
現状はどれも対策は不十分。
②経済的毒性
(NHKクローズアップ現代5/19)
抗がん剤の進化は目覚ましい。
分子標的薬など新たな薬で
生存率はさらに向上した。
しかし抗がん剤の費用はここ10年で高額化。
患者負担は大きくなっている。
経済的毒性と呼ばれ、経済的・精神的に
患者が追いつめられることを指す
③京都御所ー千年の美ー
(NHKスペシャル2015/1/1)
京都御所を掘り下げたドキュメンタリー
帝の生活はなによりも神事が大切とされ、
30皿に及ぶ豪華な食事をしていた。
これは各地の食事を食べることで
全国統治を示した。
現代も御所を維持する職人たち。
・屋根葺き士による葺き替え
・襖絵の修復
・衣紋道と呼ばれる古来の着付け
代々の帝の暮らしや何百年も同じ材料や
工法を伝承し、御所を維持している。
④さまよう除染土
(NHKスペシャル3/11)
電力需要の増加で原発は各地で再稼働。
福島県では除染土は増え続けている。
国は30年以内に福島以外に最終処分場
とすることを法律に明記したが
10年経ったいま、全く目途が経っていない。
⑤安藤建築の魅力
(カンブリア宮殿7/4)
高度成長期、瀬戸内海の直島は
亜硫酸ガスで枯れた島と言われていた。
建築家安藤忠雄は、30年前に関わりをはじめ、
いまでは安藤建築が島内に10件ある。
安藤は直島に関わりを持つことは
現代社会の負の遺産へのレジスタンス
と位置づける。80歳を超えた現在も
仕事を続け、私財を投じて”子ども本の森”
図書館を全国に拡大中。
⑥医療限界社会
(NHKスペシャル6/1)
島根のある総合病院。
2次救急を受け入れてきた地域の中核だが
「あらゆる手をつくしてきたが限界」と
NHK取材班に現状を告発。
高齢の医師にも頼っている現状
なぜ地方の病院はこんなことになったか?
☆行き過ぎた医師の偏在(新臨床制度の影響)
☆病院経営の悪化
☆系列大学病院も派遣する余力はない
病院で診療科を減らし、
コンパクト化して再出発。
⑦欲望の資本主義2025
(NHK BSスペシャル1/1)
制度の良し悪しこそが成長を左右する。
成長という言葉にはあまり意味がない
倫理を取り入れた意思決定をしていく。
☆社会課題こそ成長の可能性で
それは無限大だ。
日本はアメリカ資本主義以外の
第三の豊かさを追求すべき。
それを選べる地合いが揃っている
数少ない国である。

⑧シーベジタブル
(ガイアの夜明け5/15)
急成長する海藻ビジネス
⇒有名レストランやコンビニで急増中。
シーベジタブルは高知県に本社
陸上で海藻を育てる企業。
強味は陸上栽培ですじ青のりを育て
強味は胞子から海藻を育てる技術だ。
⑨中国レアアース規制は 経済核兵器
(藤沢和希の金融日記10/13)
レアアースとその他の希少ミネラルは
半導体から何から何まで、現代の電子デバイス
に欠かせない。例えば、ネオジム磁石は
プリウス、スマートフォン、F35戦闘機、
トマホークなど、そしてASMLの露光装置
にも大量に使われている。
現在、掘り出した鉱石を製品に使えるレベル
まで分離と精製の工程を世界の9割以上を
中国が独占している。
中国が輸出規制することは、
経済核爆弾と言える。
⑩腎臓が寿命を決める
(NHKシリーズ人体4/26)
腎臓はあらゆる臓器と
対話している血液の管理者である。
どの臓器が悪くなっても
腎臓はダメージを受ける。
腎臓は薬の影響を一番受けやすく、
急性腎障害は多臓器障害を引き起こす為、
腎臓を守るため、薬の量を調整する必要がある。
腎臓の働きは寿命に大きくかかわる。
他にも
・オンラインギャンブルの実態
・若者を狙う投資詐欺
・岐路に立つ東京大学
・マダニ媒介感染症・スーパー耐性蚊
・分子標的薬によるがん治療
・下水道クライシス
・サバにマグロを産ませる技術
・加水分解による超時短食品技術
・コドモたちを守るフードバンク
など、
たくさんの情報を
タブレットに書き留めている。
いわゆる深堀研究だ。
五月雨式に点を打っているこれらの情報が
いつか線となり、
社会の役に立てればと思っている。
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