2024年12月16日月曜日

印象に残ったフレーズ ランキング2024  

  

今年、書籍📚やドキュメンタリー📺から

印象に残ったフレーズを抜粋🧐



①「欲望の資本主義2024

  ニッポンのカイシャと生産性の謎」[NHK]


 <シン中間層の台頭>

 ・現場感覚を持ち、労働の喜びを知る

  新たな専門職が必要だ。

  会社というピラミッドの中での正解を

  追い求める中間管理職ではなく、

  仕事の本質を考え抜き、

  社会に新たな価値を提供する

  新たな専門職が必要である。









  ②「8がけ社会」 [朝日新聞取材班]


  8がけ社会とは、

  いまの労働量やサービスが

  未来も続くという延長線上ではなく、

  新たな価値観や発想のもとに

  描き出す未来を考えることだ。









③「ヒューマンエイジ 人間の時代 第1集 

  人新世 地球を飲み込む欲望」

  [NHKスペシャル]


 人間には他の動物と違って、課題解決欲がある

 技術的課題が解決するとさらに欲望が高まり。

 もっともっとと際限がなくなる。

 地形を変えてしまうほどの大型重機の出現も

 課題解決欲がもたらした結果と言える。





④「ヒューマンエイジ 人間の時代 第2集

   戦争 なぜ殺し合うのか」

  [NHKスペシャル]


 人類は仲間と協力して困難を克服して発展した。

 しかし、オキシトシンは

 守りべきものとそうでないもの

 2項対立の思考になりやすい。

 (例:西側/東側。イスラム教/それ以外)










⑤「だから私たちは組織を変え続ける」

  [斎藤 徹]

 

 <グーグルの生産性改革プロジェクト>

  →最も高い成果を生む組織は

   ”集団的知性”の存在である。

   だれがチームのメンバーであるかよりも

   チームがどのように協力したかである。

   (1)均等な発言機会

   (2)社会的感受性の高さ










⑥「幸せになる勇気」[アドルフ・アドラー]


 教育とは自立をサポートすること

 自分で考えて正しい選択をするための

 サポートをすることが教育である。

 相手を尊敬することから始める。

 共同体感覚になるためには

 他人の関心ごとに関心を寄せること。

 賞罰は自立の妨げになる。





⑦「運」 [安田 隆]


 運は超中期的には十分にコントロール可能で

 運の感受性を研ぎ澄ますことが大切である。

 解を求めるということは

 ある種の快楽に身をゆだねる行為

 曖昧さを許容する謙虚さが大切である。

 




⑧MEGAQUAKE 巨大地震 “軟弱地盤” 新たな脅威

 [NHKスペシャル]

 

 能登半島地震では複数の活断層が連動し、

 30秒以上の揺れが続き、

 多くの建物が倒壊に至った。

 さらに軟弱地盤の上に建つ建物は

 揺れが数倍増幅され、

 杭基礎の堅牢とみられていた建物でも

 横倒しで倒壊に至った。


 都市部で

 能登半島地震と同じような地震が起きた場合、

 現行の耐震基準では

 このような想定/対策はできていない。











⑨熱波襲来 〜いのち・暮らしの危機〜

 [NHKスペシャル]


 日本周辺の海洋温度は高くなっており、

 黒潮の蛇行は今年北海道まで到達した。 

 この海洋熱波が

 猛暑や大型台風の大きな要因とされる。


 海流は空気と違って、簡単には戻りづらい。

 来年以降も亜熱帯のような

 猛暑が続く可能性が高い。

 




⑩「西洋の敗北」 [エマニュエル・トッド]


 ネオリベラルな極西洋

 (アメリカ・フランス・イギリス)

 は国内の内部疾患で、すでに崩壊している

 これらの国の本質的な特徴は

 ・キリスト教(プロテスタンティズム)の退行

 ・教育面/産業面/道徳面の崩壊

 に帰結している。

 但し、これらの国の崩壊は自壊的で

 ロシアの勝利を意味するものではない。


 日本は西洋の一部ではなく、

 ”ネオリベラル西洋”と”その他世界”との

 仲介役としての役割を考えるべきである。










 VUCAと呼ばれる世の中だが、

 ほぼ確実にやってくる

 "確かな未来の要素"もある。

 それは備えることが可能性だ。


 人間の本質的な性質を理解し、

 悪いニュースに影響されすぎて

 思考停止に陥らないように

 楽観的に考えることも大切だ。


 今年イチバン刺さった言葉は

 【利は人の喜びの陰にあり】

 料亭うかいの創業者“ 鵜飼貞男”さんの

 言葉である。😌

 

  

2024年12月10日火曜日

だれかの陰謀?

 

 ↓ちょっと気になったニュース↓

日中両国で実施した共同世論調査の結果。相手国への印象について「良くない」「どちらかといえば良くない」と答えた中国人は前年比24・8ポイント増の87・7%で、対日感情が急激に悪化した。中国の印象が「良くない」とした日本人は同3・2ポイント減の89・0%だった。

 

 日本と中国で渦巻く反日・反中感情。


 アメリカ政府の意向で

 日本の政策や世論が誘導されていると

 考えると、腹落ちすることがある。

 

 アメリカの国内経済はサービス業が中心で、

 鉄も半導体も造船も

 いまや中国が世界首位である。

(アメリカの製造業は空洞化している。)


 人件費が高く、細かいモノづくりに

 向かないアメリカは、

 ITや金融が得意で、金も稼げるので、

 その道をまい進してきた。


 諸外国がアメリカに工場を作るのは

 アメリカで製品を売るためという

 政治上の都合に過ぎない。


 いざ米中の直接対決になれば、

 鉄やドローンは中国が作っているし、

 人口も4倍以上いる。

 ここ10年でかなり分が悪くなってきた。

 覇権を脅かされる恐怖感をもった

 アメリカは同盟国も焚きつけて、

 中国脅威のプロパガンダをはじめ、

 封じ込め戦略を2017年頃から始める。


 日本の製造業は

 大切なアメリカ側の資産と見ており、

 円安容認も製造業優位を保つ施策だ。


 アメリカの懸念は"日本の少子化"。

 日本の移民政策を進めたい。

 岸田前首相はその意向もあり、

 特定技能2号(2分野→11分野)

 の法案を進めた。


 地政学上の合理性で考えると

 陰謀というより、これらの政策は

 誰が米国大統領でも、

 同じ結論に達するだろう。


 ちなみにアメリカにとっての

 イスラエルの重要度は

 日本とは天と地ほど違う。


 イスラエルはユダヤ系アメリカ人の

 精神的な母国であり、

 日本は対中国の最前線防波堤に過ぎない。


 台湾有事では日本は最前線基地になり、

 場合によっては戦場にもなりうる。

 どちらかと言えば、ウクライナに近い存在だ。


 そこをはき違えて、

 日米同盟は”日本の盾🛡️”と思い込んでいると、

 アメリカ都合の有事の際に

 日本が”アメリカの盾😱”だったと

 気づかされるだろう。


 マスコミ報道はバイアスをもたらす。


 アメリカや中国・ロシアに対して、

 違う視点を得るには

 海外文献やサイトから

 情報収集をすることが有効だ。


 英語など多言語のリソースから

 地政学の情報を収集し、

 咀嚼する能力が今後大切になる。

2024年12月4日水曜日

読んで良かったゼ!ランキング2024

 

今年読んで良かった本を📕紹介!


☆今年読んだ中から10冊選ぶのが、

 最近でイチバン悩みました(笑)😩


我々の死者と未来の他者

 [大澤真幸著]

 太平洋戦争で戦死した先人達を

 戦後教育で否定されてしまい、

 我々は祖先から分断されてしまった。

 英霊たちを我々の死者として

 受け入れることで

 アジア諸国への謝罪する資格を得る。


☆我々の死者(分断されてない先祖)を

 もつことは未来の他者に応ずるための

 必要条件。

 なぜ司馬遼太郎が昭和を主人公とした

 小説を書けなかったのかの考察は

 腹落ちする技術🫤









社会の変え方[泉房穂著]

 元明石市長の泉さんの本。

 市長自体に

 ”子どもを核としたまちづくり”

 断行した5つの無償化。

 自治体として数々の先進的な取り組み。


☆公務員の方なら一読すべき一冊。

 貧しい少年時代、

 障害を持って生まれた弟が、

 行政からの冷たい対応に遭い、

 ”冷たい行政”への復讐を誓った。

 泉さんの原点が分かる一冊。










君にお金は誰のため[田内学著]

 お金の向こう研究所を運営する

 謎の老人との交流を通して

 主人公ユウト:中学生が

 お金について深く考えていくお話。


☆お金の奴隷になっているヒト程、

 ”僕たち”の範囲が狭く、自分ひとりの

 ヒトもいる。意識が変わって

 ”僕たち”を広げるためには同じ

 目的を共有すること

 それは”未来”を共有することある。

 今年イチオシの本📕










経営の極意[三條 慶八著]

 中小零細企業経営者の経営のバイブル

 たくさんの社長をサポートしてきて

 商売の基本/銀行🏦の付き合い方

 お金💴の使い方など

 経験・知恵・テクニックが凝縮


☆自分が小自営業者の

 社長のつもりで読むと、

 良い指南が盛りだくさん。

 読みやすくて、一気読み❗️🤩










だから私たちは組織を変え続ける

[斉藤徹著]

 これからの社会は

 工業社会から知識社会へと変わり、

 創造性が求められる。

 いかに知的労働の生産性を大幅に上げるか?

 目指す組織像は ”学習する組織”

 ”共感する組織” ”自走する組織”

 の3つを挙げる。

 その組織は何のために存在するのか?


☆この本ほど、

 ”組織論”を最新の研究も踏まえて

 分析した本は見当たない。

 組織のマネージャーなら必読❗️









9割の社会問題はビジネス解決できる

[田口一成著]

 ボーダレスグループは

 社会問題を解決したいと

 志をもった企業グループ。

 社会問題をビジネス(事業)として

 ”リデザイン”していく。


☆公的支援に頼った社会活動は

 持続性について疑問を思っていた。

 国内/海外で、ビジネス化を成功させ、

 社会問題への本気で向き合っている。

 素晴らしい1冊🥹









パーティーが終わって中年が始まる[pha著]

 大学卒業後、仕事を数年で辞め、

 定職に就かず、家族を持たず、

 シェアハウスの運営などをして

 自由を謳歌してきた

 phaさんは現在40代半ばに

 差し掛かり、今までのように

 上手くいかなくなった。

 現実をありのままに吐露し、

 本にまとめた。


 ☆phaさんのフレーズは頭に残る。

  孤独に感じるヒトは

  共感できるのではないか?🥺









温かいテクノロジー[林要著]

 著者はLavotの開発者。🤖

 ロボットのあり方や

 人間との関わり方を深く考えた本。

 完璧なロボットではなく、

 ”ポンコツさ”が愛と想像力を育む。

 最終的にはドラえもんのような

 共に成長していけるロボットが理想🤔


☆人間の内面を深く掘り下げた洞察

 今後の社会のありかたや課題に、

 鋭い視点で提起している。

 最近、著者がスキャンダルを起こし、

 ちょっと残念、、😢










知的複眼思考[苅谷剛彦]

 ありきたりの常識や

 紋切り型の考え方にとらわれずに、

 ものごとを考えていく方法。

 ステレオタイプの情報で

 思考停止にならずに目の前の問題を

 どのような要因の複合かを考える。


☆これは中身が濃い名著。

 2002年発売だが、鋭い考察は

 色褪せずに今でも十分通じる。🙂









⑩デフ・ヴォイス[丸山正樹]

 社会派ミステリー小説

 主人公は唯一の技能を生かして

 手話通訳士になる。

 あるろう者の法廷通訳をすることで

 過去の事件に対峙することに


☆最後まで真相が分からず、

 内容はとても面白い、

 ろう者の方の日常生活での

 とらえ方の違いなど

 ろう者の方への理解が広がる。

 かなりオススメなミステリー小説。



 






<↓その他2024年読んだ本↓>

 〇新しい働き方

 〇私を取り戻す方法

 〇the power of regret

 〇JUST BUY KEEPING

 〇メンタル脳

 〇生成AI革命

 〇ストレス脳

 〇リスキミング大全

 〇信用2.0

 〇苦しかった時の話をしようか

 〇運動脳

 〇社会はなぜ左と右に分かれるのか?

 〇エフォートレス思考

 〇続ける思考

 〇叩かれるから今まで黙っておいた

  世の中の真実

 〇こんまり流。今よりもっと人生を

  ときめかせる77のヒント

 〇ロングゲーム

 〇[禅]シンプル生活のすすめ

 〇損する結婚・儲かる離婚

 〇クリティカル・ビジネス・パラダイム

 〇全員カモ

 〇モダンエルダー

 〇メタ思考

 〇パン屋ではおにぎりを売れ

 〇AFTER2040

  池上彰の未来予測

 〇心の不調の9割は食事で治る

 〇いつも幸せな人の2時間の使い方

 〇行動経済学BEST100

 〇糖質疲労

 〇富裕層のための米ドル債権投資

 〇なぜ働いていると

    本が読めなくなるのか?

 〇人はなぜ他人を許せないのか?

 〇定年いたしません!

 〇運

 〇わが投資術

 〇世界の本当の仕組み

 〇ニッポン社会のほんとの正体

 〇パーフェクトな意思決定

 〇M9地震にそなえよ

 〇8がけ社会

 〇南海トラフは起きない。

 〇2040年 教育の未来

 〇ワースト添加物

 〇日本一稼ぐ弁護士の最強心理

 〇センスは知識からはじまる。

 〇元彼の遺言状

 〇人生の壁

 〇西洋の敗北


☆最近は新川帆立さんの小説など

 少し読むジャンルが拡がりました。📚


★過去の良かったぜランキング★

読んで良かったゼ!ランキング2023

読んで良かったゼ!ランキング2022

読んで良かったゼ!ランキング2021

読んで良かったゼ!ランキング2020

読んで良かったゼ!ランキング2019

読んで良かったぜ!ランキング2018