2022年4月16日土曜日

優先順位<特別編>

  

 以下はひろゆき氏の昨年の人気本。

 「1%の努力」からの抜粋した”壺の話”である。 

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<この壺は満杯か?>

 ある大学でこんな授業があったという。


「クイズの時間だ」

 

 教授はそう言って、

 大きな壺を取り出して教壇に置いた。

 

 その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。


 壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、

 彼は学生に聞いた。


 「この壺は満杯か?」


 教室中の学生が「はい」と答えた。


 「本当に?」


 そう言いながら教授は、教壇の下から

 バケツいっぱいの砂利を取り出した。


 そして砂利を壺の中に流し込み、

 壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。

 そしてもう一度聞いた。


 「この壺は満杯か?」


 学生は答えられない。

 一人の生徒が「たぶん違うだろう」と答えた。


 教授は「そうだ」と笑い、

 教壇の下から砂の入ったバケツを取り出した。

 それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、

 三度目の質問を投げかけた。


「この壺は満杯になったか?」


 学生は声を揃えて、「いや」と答えた。

 教授は水差しを取り出し、

 壺の縁までなみなみと水を注いだ。

 彼は学生に最後の質問を投げかける。


「僕が何をいいたいのかわかるだろうか?」


 一人の学生が手を挙げた。


「どんなスケジュールが厳しいときでも、

 最大限の努力をすれば、いつでも予定を

 詰め込むことは可能だということです」


「それは違う」と教授は言った。


「重要なポイントはそこではないんだよ。

 この例が私たちに示してくれる真実は、

 大きな岩を先に入れない限り、

 それが入る余地は、

 その後二度とないということなんだ」


 君たちの人生にとって「大きな岩」

 とは何だろう、と教授は話しはじめる。


 それは、仕事であったり、志であったり、

 愛する人であったり、家庭であったり、

 自分の夢であったり…。


 ここでいう「大きな岩」とは、

 君たちにとって一番大事なものだ。


 それを最初に壺の中に入れなさい。

 さもないと、

 君たちはそれを永遠に失うことになる。


 もし君たちが小さな砂利や砂、

 つまり、自分にとって重要性の

 低いものから壺を満たしていけば、

 君たちの人生は重要でない「何か」に

 満たされるものになるだろう。


 そして大きな岩、つまり自分にとって

 一番大事なものに割く時間を失い、

 その結果、それ自体を失うだろう。


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 ネット上での、

 有名な話からの引用らしいが、

 分かりやすい例えだと思う。


 自分の時間は、壺の容積であって、

 社会生活や勉強、家族との時間、ゲームや

 ながらスマホもそのなかに入れる。

 

 入れる順番を

 間違えてはいけないというのは

 自分にとって大切なものはなにか?の

 気づきを与えてくれる。

 

 幸い、人生においては、

 壺の中のものを全てを取り出して、

 入れなおすこともできる。


 個人的には

 壺に入れるべき大切なものが

 遅れながらも、見つかった人は、

 幸運だと思う。

(遠回り自体、必要な経験だ。)

 

 イチバン残念なパターンは

 壺の中がすべて”大切ではないもの”しか

 入っておらず、

 しかもそのことに一生気づかなったら

 それは大いなる損失と言えるだろう。


 以上、”壺”のお話でした。

 
この壺は満杯か?