2021年11月19日金曜日

富の再分配よりも、、<特別編>

 

    TVの報道特集などで、

 コロナ禍で、高齢者やシングルマザーの

 生活困窮者がクローズアップされている

 

 一方、

 お金持ち芸能人やユーチューバーが

 高額な買い物を動画で披露する。


 「華美な買い物ができる裕福な人は、

 困っている人にお金を分け与えればいいのに、、」

 

 この考えが”富の再分配”だ。

 

 しかし、よく考えてみると、

 困っている人に必要なのは

 継続的に生活できる仕組みの提供だ。


 例えば、

 「路上生活者にお金を渡す。」

 これは一時の助けになるかもしれないが、

 トータルでは本人のためにならない。


 お金を渡すことにより、その人は働くよりも、

 お金をまたもらえることを期待し、

 物乞いに成り下がってしまうかもしれない。

 (参考:まちぼうけの歌)


 その人の未来まで、責任を持つならいいが、

 そうでなければ、一時だけお金を渡すのは

 本人のタメにならないだろう。


 好きな言葉に

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよう。」

 というフレーズがある。


 こども教育におけるフレーズであるが、

 生活困窮の人にも、大切なのは、

 魚の提供ではなく、釣り道具や釣り方の支援だ。


 支援するなら、その場しのぎではなく、

 持続できる生活基盤の構築に向けての支援に

 つながればと思う。

 

 また、

 継続的に、金銭支援が必要な組織もある。


 ユニセフやNPOなどの人道的活動は

 営利活動ではないので、継続した金銭支援

 なくしては成り立たない。

 

 「こども食堂」も

 企業からの寄付食材を寄せられても、

 調理する光熱費や食器手配などお金はかかる。


 景気が悪くなって、寄付が少なくなり、

 活動困難に陥るようでは、

 必要とされる時に支援できなくなる。

 

 共感できるNPO活動であれば、

 一時的ではなく、継続的な支援が望ましい。


  <思い付き提言>

 富裕層の預貯金にマイナス金利(0.1%)を導入し、

 その金利分は、NPOなどに寄付したら、

 金利分と相殺にしたらどうか?

 支援が広がり、日本にも寄付の文化が

 定着すると思うのだが、、

  
★その先にあるのは、、