2021年7月28日水曜日

分かり合えない高齢者と若者<特別編>

高齢者と若者は理解し合えない。

例えば、ワクチン接種。
高齢者は重症化リスクも高いので率先して、
ワクチン接種を受けている。

若い世代は、重症化リスクは高くないし、
将来的な副反応という漠然とした懸念もあり、
接種への意欲は高くない。

若者側は
「いままで感染対策をしてきて、感染しなかった。
 結婚/出産を将来、控えているのに、
 臨床が十分ではないワクチンなんて打ちたくない。
 将来、万が一重い副反応があったら、
 何十年も苦しまなくてはならない。」

一方、高齢者は
「若者の感染が増えているのは、
 重症化リスクが低いので、路上飲みなど、
 意識が低いからだ。
 自分が感染源になりうるという認識がないのか?
 ワクチン接種は当然すべきだろう。」
とそれぞれの言い分が推察できる。

高齢者は重症化リスクと
若者は副反応リスクと、
世代によってイチバン問題と考える点が
分かれているので同調は難しい。


次にSDGsなどの環境問題。

2030年に向けて世界の人が一体となって、
環境問題への取り組みが求められている。

ハッキリ言って、
65歳以上の高齢者は逃げ切り型だ。

SDGSやカーボンニュートラルは
次の世代の為のものだ。

高齢者は、コロナ禍で我慢した分、
残りの人生を楽しみながら
余生を過ごしたいと思っている。

高齢者は、自分の死後の未来の為に、
消費や旅行を我慢するだろうか?

多くの高齢者は、年金を減らさないような、
高齢者福祉に手厚い政党を緩く支持して、
現状維持してくれれば良いと考えるだろう。

年代の構成上、日本は高齢者層が多い。
政権を担うには、高齢者層に
甘美なささやきなくして、
政権奪取・維持ができない。

一方、高齢者を優遇する政策を
変えられない日本で、
若者は結婚して、子供を育てようと
思えるだろうか?

高齢者と若者の1票の重みが同じで良いのか?
むしろ年代構成上、
相対的に若者の声が小さくていいのか? 
と疑問に思う。

<まとめ>
どちらの問題も、
限定的な影響しか受けない世代は
現状維持を望んでいるだけで悪意はない。

根本的に置かれている立場が違うので
同じ視点では考えられないのは当然と言える。

理想のモデルケースは、
「3代続く家族経営」。
祖父は孫の代まで考えた商いを実践し、
孫は親・祖父母に敬意を払い、
自分もまた、子孫に残せるように
節度ある商いを心掛ける。

そのような同族経営意識を
国単位で実践できれば良いのだが、
個人主義がますます台頭していく中で、
期待するのは、ロマンティストではあるが、
リアリストではないだろう。

国民全員で取り組み必要のある問題は、
法的な罰則で、強制的にゲームチェンジ
するしかない。
★想いはそれぞれ、、