「欲望の資本主義2020スピンオフ」は
今年見たドキュメンタリー番組でイチバンだった。
ジャック・アタリはフランスの思想家で、
知の巨人と呼ばれる人物だ。
番組では
「日本は改善しなければならない課題が多い。
巨額債務と低金利は長期的に破滅をもたらす。
日本が気づいていないのは人口が減って
GDPが増えているからだ。
日本には非常に積極的な家族生活が必要だ。
良い結果が出るまで10年間はかかるので、
我慢も必要。
フランスはGDPの5-7%を費やして、
出生率は2.2以上になっている。」
「良い社会的関係性にある人は、
良い進学・就職をし、良い仕事にありつけるが、
日本はもっと社会的流動性は重要だ。
女性の仕事のしやすさ/育児手当/住宅政策。
貧しい人も含めて、皆が最高の学府で学び、
良いキャリアを築けるチャンスを
与えられるかが大切だ。」
「物事が純粋であってほしいと思う時、
それは未来より過去がいいというので意味する。
純粋さを求める宗教的な過激派とエコロジストが
結びつくのは大変危険である。
民主主義は妥協することにより、
多くの人が満足する解決策を見出す。
市場原理にユートピアは存在しない。
宗教的な過激派とエコロジストが手を組んだら
未来における真の脅威になる。」
「利他的になることは自分のためになる。
と理解すること。
まだ生まれてない世代の幸せを考えることが
自分のためになる。最も良い例は家族経営である。
彼らは子や孫の代を考えて長期的な視点で
経営を考える。
しかし、有権者や株主に、将来世代を利することが
企業や国のためになると理解させるのは
非常に難しい」
「日本の目指すべき道は、
中国の市場に応えて、イノベーションを続ける。
彼らに国境を開き、彼らを見て、うまく惹きつけ
中国市場の真のニーズを理解する。
それが成功の鍵になる。」
「21世紀はアフリカの世紀になる。
中国は今後20年で大きな壁に直面する。
アメリカはもっと内向きになる。
これは確実なことだ。日米安保があっても、
[日本は独りだ]と理解するべきだ。」
番組内容を抜粋すると、
上記のような内容だった。
さっそくジャック・アタリの本を購入!
2030年未来予測はコロナ前の執筆だから、
最新動向とはちょっと違うと思う。
(食の歴史は難しかった、、)
さー知の巨人に近づけるでしょうか???
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