欧州旅行レポート(シリーズ編)
旅行のきっかけは
会社の永年勤続休暇制度。
勤続年数に応じて、休暇を取得でき、
今回は最大2WEEK取得できる。
(権利は使わないと失効してしまう😨)
3月に勤務地が変わるので。うまく調整すれば
長く休めそうだゾ、、ということで、
「よし、遠くへ行こう!」と思い立った。
欧州は移動時間を考えると
1週間以上休めないと、じっくり観光は難しい。
ということで、
欧州方面に行こうと方針を決め、
パリ・ロンドンの”地球の歩き方”を
買ったのが12月後半だった。
ちなみにモラリストは
海外に20年近く行っておらず、
言語能力もぜんぜん高くない。
ヨーロッパひとり旅は
ハードルが高く、ちょっと無謀かなー
最初は近場にして、次に欧州にすべきか、、
そんな思いもよぎったが、
いやいや次はいつか分からない。
自分以外の要因で行けないかもしれない。
40代になると
コンフォートゾーンが多くなり、
チャレンジが少なくなったなーと
感じていた。
欧州一人旅は新しいチャレンジ!
好奇心を優先した。😃
旅行サイトで
① 添乗員付でプランが決まっているツアー
②交通チケット(飛行機/ユーロスター)
とホテルのみのフリープラン
ふーむ🫤。
ちょっと迷ったが、
チャレンジするなら、自分で行きたい場所に、
調べて行ってみたいと②を選択。
まずフレーム(枠組)
【出発日/帰国日、イギリス→フランス移動日】
をつくって、中身はじっくり考える。
不慣れな自分によって、
中身を決める際に役立ったのはベルトラだ。
JTBの欧州マイバスツアーなど
現地ツアーに申し込みができる。
ロンドン名所ウォーキング観光や
ルーブル美術館ナイトツアーなど、
チケットを含めた予約ができた。
(日本人スタッフツアーもあり、ありがたい🥹)
"地球の歩き方"を参考に
行きたいところをピックアップ。
おおまかなスケジュールを決めた。
ただ"歩き疲れ"や現地での
偶然の出会いや楽しみを考慮して
フルフルに予定を詰め込まないのも
ポイント☆😉
次は【旅行準備編】

★ただいま🇬🇧&🇫🇷旅行中✈️★
いくつか読んだ本に、
”曖昧さを許容する資質が必要"と
いうキーワードがあった
-ーーーーー<脳の闇>ーーーーーー
曖昧さを許容する謙虚さ
これはこれから必要な資質になる。
“知的謙虚さ”というべきものだろうが、
→解を求めるというヒトは
ある種、快楽に身を委ねる行為である。
-ーーーーー-ーーーーー-ーーーーー
確かにそうだ。
早く白黒つけたいと思うことはあるが、
他人と取り組む課題は
相手がボールを持っている時間を
許容し、我慢しなくてはいけない。
例え、自分ならスパっと
決めるけどなーと思っても
その思いは伏せて、決まらないことを
そのまま受け入れる。
待つ間、その問題に囚われても、
じれったいので、
自分は他の取り組むべき問題に
シフトする。(一度課題から離れる)
すると、別の効用があったりする。
時間をおいてから再度向き合うと
新たな切り口が出てくることがある。
”即断即決”は思慮深い判断を遠ざける。
安藤広大さんの新著
「パーフェクトな意思決定」は
意思決定に対する考察が深い。
◇ほとんどの物事は賛否両論で
構成されている。
◇決めるということは他の選択肢
を捨てること
◇検討や保留の先延ばしにより
見えないコストは確実に発生
◇先延ばしの気持ちよさから脱する
◇評価者は外にいる
◇大切なのは
”結果的に勝利に導く”である
決定する立場であれば、
上記のことを念頭に入れた方がいい。
<中世>
かつて中世の時代
世界の中心はヨーロッパであった。
先進的な社会制度や技術が生まれ、
欧米列強は未知の領域をどんどん開拓⚔️して、
世界各地を植民地化した。
フランスのルイ14世時代は
世界の半分を植民地化し、
太陽王🤴🏻と呼ばれた。
イギリス💂🏻は東インド会社を設立し、
インド/清(中国)を統治し、
産業革命で世界の工業化の流れを作った。
キリスト教⛪️は欧米で古くから信仰され
時に紛争や共和制など多大な影響を与えた。
特にイギリス🇬🇧/フランス🇫🇷は
世界史の中で、
欠かせないピース🗺️であり続けた。
<栄華を極めた建造物>
大英博物館/バッキンガム宮殿
シティの金融取引所/ウェストミンスター寺院
ルーブル美術館/オルセー美術館
ベルサイユ宮殿/ノートルダム寺院
これらは一度は見ておきたい
歴史的な建造物🏛️だ。
というわけで
2/17からイギリスとフランスに
単身旅行をしている。✈️
幸せホルモンと呼ばれる
オキシトシンの作用。
自分たちと”それ以外”で分け、
自分の仲間達と協力するが、
それ以外には攻撃的になりやすい。
家族/宗教/国/人種など
カテゴリーに属する時点で、
仲間とそれ以外の線引きを
してしまうことになる。
アメリカ大統領が
各国とディールするのも
国単位の線引きを強く意識してるからだ。
では世界🌎はこれからも
バラバラなのか?
改善に向かうマインドはないものか?
一つの解として
”僕たち”の範囲を徐々に拡げることが
挙げられる。
①自分
↓
②家族
↓
③友達/同僚
↓
④同世代
↓
⑤日本
↓
⑥アジア
↓
⑦世界全体
オキシトシンが作用する
”僕たち”の範囲を拡げて、地球全体を
自分の仲間として捉えることができる
マインドを持てればベストだ。
例えば、
気候変動は地球全体の問題であり、
人類全体が協力して
抑止に努める必要がある。
こういった問題には、
”地球🌏に住む僕たち”をカテゴリとして
取り組みことが求められる。
もちろん簡単なことではない。
おそらく内発的な自浄作用は無理だから
宇宙人が地球全体を攻めてきた時に
初めて世界は
一致団結ができるかもしれない。👽
言い換えると、、
Gゼロの現代も求められるのは
【共通な敵を据える】
ということだ。
それが"僕たち"の範囲を拡げる
第一歩になりうる。
最近良かった本を紹介!
①ホワイトカラー消滅[冨山和彦]
「シン・学問のすすめ」を提唱。
付加価値労働生産性を高めるために
日本の一般的なホワイトカラーは
アドバンスト・エッセンシャルワーカー
を目指すべき。
☆この本に記載されている指針は
方向性はほぼほぼ正しい。
ただ、みんなそこまで
器用じゃないから、、
実践は数百倍難しいと思う。
②羊の鋼の森[宮下奈都]
ピアノ調律師の物語。
調律という仕事。
そして音に対する深い洞察。
物語は美しく展開される。
☆この本は素晴らしい。
調律への深い理解ができた。
ぜひ読むべき一冊
③手段からの解放[國分功一朗]
消費社会において”楽しむ”とは
どういうことだろう。。
4つの快”快適・美・崇高・善”。
カントが残した書物から深堀し、
享受はその人の感性や感覚を育てる。
☆國分先生の最新刊
現代は嗜好品が存在する余地が
どんどん狭くなっているは納得
④人生の壁[養老猛司]
養老先生は80代を迎え
「バカの壁」からの集大成として
諸問題に対していま思うことを
広く展開。
☆こども時代は大人になるための
準備期間ではない。早期教育は
子どもへの圧力を増すだけ。
社会から不純なものを排除していくと
いい加減さや緩さを許容しない方向
に向かう。
共感できる内容である。
BSテレ東「あの本読みました?」は
良質な番組。
ここから次の本のヒントを
もらうことも多い。
日本の”個の尊重”は
とても安易なカタチで
落ち着いてしまったナー🤔
と思うことがある。
家族や親戚付き合いには煩わさもある。
しかし、そういったイチバン身近な
コミュニティを避けると
どういった影響があるか?
一例でいうと、、
地方の女性が都市部を目指すのは、
地方ならではの親密なコミュニティも
煩わしさも一因だ。
・親戚のオジサンが自分の価値観で
結婚などの話をズカズカしてくる😅
・地方で事務職についても
古風なオジサンとの絡みは煩わしい。😩
実家をベースにした社会人生活より、
都市部で、好きなだけ推し活😻を夢見る。
地方の10代/20代女性が減り、
子育て世代が減っているのは、
こういった構図である。
しかし、
人類は家族やまわりのヒトと協力して、
困難を克服し、生き延びてきた。🐒
ヒトとの交流・関わりを絶やさないために
昔から以下のような慣習が定着した。
<地域のお祭り🪅>
毎年、地域住民が集まって協力して、
五穀豊穣や神々への感謝を祈念した。
<法事🕋>
故人を偲ぶことと、残された親族/知人が
その後も交流を絶やさないように
最初は密に、だんだん間隔をあけて集まる。
また、
「快適なモノは人間を成長させない。」
という視点で考察すると、
煩わしさだけを取り去ったらどうなるか?
快適なモノ✨で周りを揃えると
快適ラインのボーダーが上がり、
許容できるものが狭まる。
→日常で煩わしい/めんどくさいが増える。
結局、快適/不快の割合は
あまり変わらないかもしれない。😮💨
スマホの普及/コロナ禍もあり、
おひとり様社会は急速に進んだ。
デジタル革命は利便性の恩恵の裏で
ヒトとのリアルの接点の減らし、
ヒトそのものの成長を妨げる副作用
をもたらした。
たくさんのヒトと接点を持つことは
煩わしさや不快な場面も増えるが
それこそが本人や社会の
レジリエンスを強くする。🤨
個の尊重とは、不快や煩わしさを
削ぎ取って残ったものではない。🙂↔️