もうすぐ新年度。
なにか始めたいという人のために
教養を高める読書習慣をオススメしたい。
↓↓ 現代版リベラルアーツはコレだ!↓↓
[国語]
・[現代語訳]風姿花伝(★★)世阿弥
→世阿弥が説く能楽の心得論であるが、
修練するために説く方法は
他の物事にも通じる。
読むたびに新しい気づきがあり、
視野が広がる。
[算数]
・解きたくなる数学(★)佐藤雅彦
→この厳選された20問は数学のセンスとして
覚えておくと良い。
[理科]
・生物はなぜ死ぬのか(★★★)小林武彦
→古代から生物は
たくさん変異を繰り返してきたが
その時代の環境に適応できた
生物だけが生き残ったという深い考察。
多様性の重要さを教えてくれる。
[社会]
・日本国紀(★★)百田尚樹
→中学生で習う日本史を面白く、
分かりやすく読み解いてくれる。
過去の日本がいかに素晴らしかったかと
やや誇張気味に絶賛しているが
自信を与えてくれる。
自国の歴史は大切な教養である。
・銃・病原菌・鉄(★★★)
ジャレド・ダイアモンド
→西洋人はほかの人種に比べて優秀だから
征服して植民地が広がったのか?の
問いに対する検証。
すべての人類の可能性に希望を
与えてくれる本。
(ひろゆき氏も絶賛)
・21世紀の啓蒙(★★★)
スティーブン・ピンカー
→膨大な過去の出来事を検証し、
進歩の大切さを説く。
「事実を正しく捉え、問題はなくならないが
解決は可能である。」と未来志向。
人類の大いなる啓蒙の本。
[健康/医学]
すばらしい人体(★)山本健人
→最近出版された本。
人体の不思議にクローズアップ。
知らなかったカラダの機能もあり、
読みやすく面白い。
・超一流の食事術(★)
アイザック・E・ジョーンズ
→糖質燃焼ではなく、脂質燃焼を説く。
この本のおかげで、
良いアブラと悪いアブラの意識が出来、
よい油を取る習慣ができた。
[ビジネス]
・Range(★★)
デイビッド・エスプタイン
→専門性を極めるより、幅を持たせた
経験と知見が大切と説く。
何に適性があるかわからないので、
いろいろな自分を試してみる。
これからの不確実な環境では、
幅広い経験はとても貴重と説く。
・ハーバードの美意識を磨く授業(★★)
ポーリー・ブラウン
→モノがあふれている今の時代、消費者は
欲求に駆られることはなく、むしろ意味や
意義を求めている。
創造的要素のある職業で最も重要なのは
美意識であると説く。
サービス業に従事する人には
ぜひ読んでもらいたい一冊。
[環境]
・地球のために僕が決断したこと(★★)
→ビルゲイツのカーボンニュートラル本
現状の問題点/最新の技術/あるべき方向性
を説く。
自己犠牲の我慢をするより、
グリーンプレミアムに
対価を払う姿勢が大切というのは視点は
我々に必要な要素だ。
[芸術]
・リベラルアーツ西洋美術(★★)
小倉靖之
→美術は教養であり、直接の役に立たないが
知ることによって引き出しを増やし、
奥行と広がりを得ると説く。
知っておきたいアートの歴史や美術史は
ド素人の私でも面白い。
異文化理解は紛争などを減らす道だ。
[未来]
・LIFE SHIFT(★★)
リンダ・グラッドンほか
→人生100年時代を生きる上での叡智。
人生はマルチステージとして
生涯に渡り、学びが必要な未来を予告。
際限ない消費に終始する生活を脱却し、
情熱をもってなにかを生み出す
生活への転換の必要性を説く。
・LIFE SHIFT2(★★)
アンドリュー・スコットほか
→2021年に発刊。
新しい長寿社会。新しい老い方は
実年齢にこだわらない考え方が必要。
キャリアの流動性が高まる未来は
ひとりひとり異なる学びとなり。
幸福のもっとも重要な要素は
暖かい人間関係と結論づける。
[道徳]
・実力も運のうち 能力主義は正義か?(★★★)
マイケル・サンデル
[学歴偏重主義]
学歴のある者は、
自らの成功は自身の手柄であると
信念を持ちやすいが
成功している人間は、
良い環境に恵まれ、才能を認めてくれる
社会のおかげと説き、
自らを謙虚にしてくれる。
上記に紹介した本は
印象に残った良い本ばかりである。
(ハズレなし!)
教養を高めることは
その人間を自分の置かれた
狭い状況から抜け出す力になる。