親ガチャ・遺伝ガチャという
ネット用語を目にする。
中3の上のコも友達との会話で、
親ガチャ/担任ガチャなどと言うらしい。
不条理に思う環境や身体/頭脳を表す表現で、
若い人に刺さるキーワードなのだろう。
言い換えると「宿命」。
英語では「Distiny」だ。
個人的には、現代的なアレンジで
悪くない言い回しだと思う。
「運が悪かった。しょうがない」と受け入れる。
これは人生で必要な理解力だ。
親ガチャ>
親は選べない。
親との折り合いが悪いので、
早く親もとを離れたい。
この思いをもつ若者は少なからずいるだろう。
ただ、親元を離れる場合、
・経済的な自立ができるか?
・社会的な信用が足りずに、苦労しないか?
など、慎重に考える必要がある。
準備不足で自立した場合、
社会的に弱い立場に追いやられる。
悪い例を挙げると、
結婚・離婚を繰り返したり、望まない妊娠など
自分も親と同じように、
コドモが望まない境遇を与えてしまう
「負の連鎖」につながる事例もある。
現状を認識し、機が熟すまでは
「いずれ自立するんだ!」という希望をもって、
十分に準備を進めた方が良いだろう。
遺伝ガチャ>
・成績が悪いのは遺伝
・芸能人のような容姿に生まれたかった。
こういった思いはスマホなどで
相対的な情報が得やすい環境も起因している。
インスタで他人を羨んだり、
TVで東大生がもてはやされることも
一因になっていると言える。
先天的なハンデを、後天的な努力で、
克服している人もいる。
(例:白血病になった池江璃花子さん)
反面、恵まれた先天的な要素や環境があるのに
道を誤ってしまう人もいる。
外れガチャという発想ではなく
自分が手にしたガチャ(自分)を受け入れ、
強みはなにかと、じっくり考えると良い。
・勉強〇、スポーツ×
・勉強×、スポーツ×、手先が器用〇
いろいろなことにチャレンジして、
自分を発見し、相性のよいものを武器すればよい。
ガチャのせいにして、
努力する以前に、「自分には無理」と、
可能性を閉ざしてしまうと負のスパイラルに陥る。
外れだと思っても、「外れを引いた分、
残りのガチャは当たりが出やすくなった♪」と
前向きな発想を持てる人こそ
うまくいくタイプだと思う。
★ガチャとは運命なり |