いろいろな経験したいという
気持ちは誰もが持つ。
例えば、
インスタにアップロードするのに
多くの旅行や
美味しいものをいろいろ食べ、
できるだけ違う服をきて
アップロードした方が
充実しているように見られる。
自分の24時間は、
太古から変わらないのに、
現代は浴びる情報量が半端なく、
選択肢がたくさんある為、
・もっと経験したい!
・物足りない!
という渇望を産む。
スマホの溢れる情報は
我々の意思決定に疑問を投げかける
<例>
・もっとキラキラした時間の使い方が
あったのではないだろうか?
・もっと世の中には
自分に合った素敵な人が
いるのではないだろうか、、
その疑問が、
心からの満足から遠ざけてしまう。
ケーキ屋さんで
3種類しか売ってなければ、
その中から十分吟味して選ぶが、
ネットの情報は、
1000種類のケーキから
1つを選ぶようなものだ。
では、3種類のケーキから選ぶことは
1000種類から選ぶより不幸なのか?
そうではない。と思う。
今年読んだ
”限りある時間の使い方”では
「フェイスブックなど、
とても参加しきれない量のイベント情報に
圧倒され、マッチングアプリではデート
できるかもしれない相手が多すぎて
あまりにも多くを失った気分になる」
「雑誌やインスタを見ると、妥協するのが
罪であるかのよう、、」
と記し、
その答えとして、
「妥協した方が良いに決まっている。
正確にいうと、それ以外に選択肢はない。
理想の相手に出会うために、
マッチングアプリで10年間相手を
探し続けることは、出会いを求める
ために時間を費やし、
いつまでも前に進めない」
と歯切れよく、回答している。
つまり、
3つのなかから1つを選び、
後戻りができない状況を
作ってしまった方が、
現実と向き合うことができる
というわけだ。
ブロードバンドの黎明期は
・世界中とつながることができる。
・インターネットは無限の世界
と宣伝し、
多くの選択肢を提供されて
いることに、無限の可能性という
曖昧な期待を持たせていたが、
たくさんの選択肢を捨てて、
1つを選択をして、
突き進んだ方が、
不安や不満は小さくなり、
より心からの満足に近づくかもしれない。
たくさん経験したいを
封印した方が幸せにつながると言える。
★12/24名古屋10cm |