2025年9月28日日曜日

社会の間伐

 

 真面目に生きてのに

 いつの間にか立場が

 弱くなってしまったヒトがいる。


 資格を取って

 スキルで自分価値を上げろと言われても

「貧すれば鈍する」で

 負のループにハマッてしまい

 そこから抜け出すには

 労働時間を増やすしかないという

 考え方に至る。


 この気持ちは

 テレビに出ているで有識者や政治家には

 分からないだろう。


 スキルを身に着ける余裕すらないのだ。


 彼らの声は小さく、

 貧困マインドから、簡単に抜け出せない。 


 そのコドモたちは

 動画やNETFLIXにある

 キラキラした生活は

 遠くの話であり、明日はもっと良くなる

 と希望を抱けず、自分が存在することで

 親の負担になり、

 申し訳ないという気持ちが強い。


 政治の役割は困っているヒトにとって、

 より重要だ。


 明日はもっと良くなると

 希望を感じされる指導者が待ち望まれる。


 社会問題は山のようにあり、 

 目先の対応も必要だが、 

 失われた30年は人手あまりや

 派遣による置き換えで

 安い人件費で全体雇用を守り、

 全体が沈下した30年を振り返ると

 社会も間伐のような

 手入れをする必要がある。


 森林の木々すべてに

 日光をあびせるのは無理なので

 伸びる良質な木を育成するには

 間伐が不可欠だ。


 社会もしかり、

 AIに任せられる仕事は任せて、

 その分の人的リソースを

 深刻な人手不足が予測される職種や

 エッセンシャルワーカーに

 振り分けるべきた。🤔


 個人にはリスキミングが求められるが

 柔軟さこそが、最大の武器になる。

 



2025年9月21日日曜日

もののあわれ

 

仏教の洞察によると

ヒトが苦しみを感じるのは

つらい体験や、手に入らない経験を

渇望しているときだけではない。


物事がうまく進んでうれしいときでさえ、

その状態を失うまいと

苦痛になることがある。


自然と触れ合う午後

赤ちゃんと過ごす時期

その瞬間をしっかり味わおうと

頑張りすぎたり、

この時間を後に残そうと

写真を撮るのに忙しく

楽しみ余裕を失いがちにある。


今日はあるべき1日を過ごせたけど

しっかり過ごさなくとは

喜びのチャンスが

苦痛とストレスの種に変わってしまう。


未来に向けて溜め込もうとする

気持ちが目の前の体験を

なにか別のものにする


過ぎ去る時間を、つかんで離すまい

時間を冷凍保存したい。


しかし、

どんなにしがみついても

体験を永続させることは出来ない。


茶道では

移ろいよく時のはかなさは

体験の価値を損なうのではなく、

生み出すと考える


うつろいゆくはかなさへの哀愁を

しみじみと感じることも大切である。


吉野弘さんの「祝婚歌」はそれに通じる。


二人が睦まじくいるためには

愚かであるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは

長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで

疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には

色目を使わず

ゆったり ゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと 胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そして

なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても

二人にはわかるのであってほしい

 



 

2025年9月13日土曜日

調子が悪い時

 

 メンタル不調の時は悩ましい。


 前向きだったり、

 好奇心旺盛にもなれないし、

 モノゴトの整理もうまくできない。


 家でじっとしていたいが、

 メンタルは改善するわけでもなく、

 ほったらかしの問題が

 大きくなることに

 メンタルをさらに悪くするだけだろう。


 メンタル不調から遠ざかるのに

 有効なのは”運動”だ。

 

 副腎からコルチゾールという

 ストレスホルモンが発生するが、

 偏桃体での反応が過剰になる。


 ストレスが次のストレスを生む

 負のスパイラルになる。


 重いストレスが長く続くと

 海馬が減少し、

 言葉がうまく出てこなかったり、

 記憶がしにくくなる。


 定期的に有酸素運動を続けると

 コルチゾールの分泌量が

 わずかしか上がらなくなる。


 心拍数があがる持久系トレーニング

 で海馬も大きくなる。


 運動には

 抗うつ剤と同じ効果がある。


 運動習慣を3週間続けてみると良い。



[モラリスト的運動法]

 スーパー銭湯併設のジムで

 1時間程度ウォーキングをする。


 落ち着いた音楽を聴きながら

 ウィーキングマシンで

 iPadを使っての読みやすい読書が

 相性が良さそうだ。

 

<神去村なあなあ日常日記>

 横浜でなんとなく生きていた

 20歳の若者が

 三重県の山間の村で

 林業に就職する物語

  

 ウォーキングしながら

 すいすい読める。


<過去ブログ>

運動2.0