2025年4月26日土曜日

赤い目玉のさそり


岩手県にある釜石線は

宮沢賢治のゆかりの地であり、

河童の伝説を伝える

遠野物語[柳田國男]や

いまは花東の大谷翔平の

出身地としても有名である。


宮沢賢治の童謡

「星めぐりの歌」は印象深い

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あかいめだまのさそり

ひろげた鷲のつばさ

あをいめだまの小いぬ

ひかりのへびのとぐろ

オリオンは高くうたひ

つゆとしもとをおとす


アンドロメダのくもは

さかなのくちのかたち

大ぐまのあしをきたに

五つのばしたところ

小熊のひたいのうへは

そらのめぐりのめあて

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NHK BS「新日本風土記」では

地域特有の文化をベースに

お祭りや地域おこしの取り組みは

先祖への敬意も併せ持つ

良き習慣を観た📺


しかし、

混迷する世界情勢(トランプ関税)は

世界の隅々にまで暗い影を落とす。


所得が少ない地方や

福祉の分野などがより割を食う。


もっと地方の生活を守れる

より良い経済システムはないものか

と考えたときに

成田祐輔氏の最新刊

22世紀の資本主義」は参考になる。


お金からの脱却を説き、

・お金という尺度を無くすという発想

・個人ごとに価格が異なる世界では、

 定価という概念がなくなり、

 取引が完全に個別化

・経済とはデータの変換

 (アートークン)


全てを置き換えることは難しいが、

一部が切り替わることはあり得るし、

地方は親和性が高いのではないか?

とも思った。


地方は衰退。都会はキラキラ☆

そういった画一的な発想から

脱却するきっかけに

なりうるかもしれない。


↓過去ブログ↓

休む<特別編>

勝ち負け<特別編>

退屈する<特別編>

考え直す<特別編>



2025年4月21日月曜日

強者と退屈の倫理学


アメリカが仕掛けた関税戦争に

勝者は見当たらず、同調する経済学者や

金融アナリストも見当たらない。


むしろ

極端な判断をする大統領に

再考を促したりしない政権組織の方が、

より深刻な問題に思える。


①自国の多くの子供・若者達が

 未来に希望を感じられる。

②途上国の若者が

 明日はもっと暮らし向きが良くなる。

 と夢みることができる。


上記に寄与しない政策は

すべて失策と切り捨てても良い。


今後、アメリカ依存を減らし、

リバランスへの動きは

一段と強まるだろう。


我々個人は、

"情報に幸せを搾取されすぎている"

と気づくべきだ。


いまや世界の多くのヒトが

生存に関する最低限が満たされ、

衣食住も足りて、

時間的・金銭的な余裕が生まれた。


それは長年人類が夢に見てきた

理想郷であるはずだった。


しかし、

生存に必要な使命がなくなると、

ヒトは”退屈”という副産物に

苦しむようになる。


その結果、

生産者が都合の良いように

広告やその他手段によって

巧妙に用意でされた

退屈しのぎを“消費”するようになる。

ex:オンラインカジノ

  モデルチェンジしたクルマ


それらは自ら望んでいたものではなく、

加工された良さげな情報で、

「なんか欲しい、、やってみたい、、」と

外部から作られた欲なのに

自らの意思だと錯覚してしまう。

(=知らなければ必要なかった)


SNSで見るような

キラキラした毎日を夢みるのは

退屈から逃れたいからである。


本質的には

自分が惨めになることから

逃れたいのである。


今自分を取り巻く情報は

本当に

自分の幸福に寄与しているのか

一歩引いて考えてみる。

これが原点になる。


その為には

デジタルデトックスして

自分が何をしたら喜びや

満足するかを自分の特性を理解し、

内省することが大切だ。


4/20のNHKスペシャル

オンラインカジノ”人間操作”の正体

ユヴァル・ノア・ハラリ氏の

NEXUS 情報の人類史

いずれも情報への警笛を鳴らす。



巧妙に作られた悪い情報は
「大衆のアヘン」である。












 

2025年4月15日火曜日

読んで良かったゼ本[2025その2]



最近良かった本を紹介!


シン読解力 [新井紀子著]


大切なのは教科書を

”正確に読み解くチカラ”

教科書の書かれ方には、

ある種の型があり、

その型を意識させる方が

教育効果が高い。


☆新井さんの提唱するRST

 (リーディングスキルテキスト)

 の分析は説得力がある。

 このシン読解力をどれだけ

 強化できるかがカギになる

 教育に携わるものなら

 読んでほしい良書だ。










人生の経営戦略[山口周著]


膨大にある時間的資源を

適切に配分することで

3つのウェルビーイングに転換させる

・人的資本(スキル)

・社会資本(信用・友人・家族)

・金融資本(財産)


経営思想のように、個人の人生に

常に軌道修正し、

良質な失敗経験を取り入れる。


☆山口さんの最新本。

 柔軟に変化する組織経営思想を

 人生設計にうまく落とし込み、

 自分でも学びが多かった。

 若いヒトに読んでもらいたい。











両利きの経営

[チャールズ・A・オライリー著]

[マイケル・l・タッシュマン著]


なぜ大企業でのイノベーションは

難しいか。(サクセストラップ)

大きな成功事業が小さな事業を

つぶしてしまう。

変化できないリーダーおよび組織

1970年代、圧倒的なシェアを

持っていたシアーズは衰退し、

Amazonは革新を続けている。

深化と探求をベースとした

両利きの経営の必要性を説く。


☆有名で読みたいと思っていた本

 これは名著というべき良書である。

 両利きの発想を持っている

 経営者はごく一部だが、

 読むべき一冊といえる。











世界の一流は休日なにをしているか

[越川慎司著]


日本人の78.5%は"疲れている”と回答

一方、世界のエグゼクティブは

休日こそ主役であり、平日は

大事な休日のためにある。

<3つの改革>

(1)心身を休める時間を増やす

(2)生み出された時間で

 新たな事業に着手する

(3)未来に備えて勉強の時間を作る


☆ランキング上位の本

 アクティブで”動”の休日によって

 心身リフレッシュは納得










シン・日本の経営

[ウリケ・シェーデ著]


 日本は30年間ゆっくり

 進むことを選んだ。

 ただそれを停滞とは言えない。

 いまでも経済複雑性ランキング

 日本は世界首位で

 希少で他の追随を許さない

 製品を作っている。


☆米大学の教授で親日家の著者の

 視点から見た日本経済の分析。

 ”ThinkDiffrent”というべき

 興味深い視点である。










メモ📝している読書記録は

200冊を超えた。_φ(・_・

本📕は良質な情報を与えてくれる

大切な情報源だ。


★過去の良かったぜランキング★

読んで良かったゼ本[2025その1]

読んで良かったゼ!ランキング2024

読んで良かったゼ!ランキング2023

読んで良かったゼ!ランキング2022

読んで良かったゼ!ランキング2021

読んで良かったゼ!ランキング2020

読んで良かったゼ!ランキング2019

読んで良かったぜ!ランキング2018

2025年4月7日月曜日

この急落は、、<臨時編>


日経平均が急落している。


2024/8/5株価急落時は、

以下の投稿をした。

日はまた昇る?<臨時編>


今回も大きく下げているが、

これはチャンスかというと

前回とは違う様相と捉えている。


”トランプ関税ショック”と後世に

伝わるようなインパクトになりうる。


世界的な景気後退が懸念されており、

4/7現在、リスクは

ぜんぜん”見える化”できていない。

もっとさまざまな悪いニュースが

出てくるのはこれからだ。


そもそも自由貿易を前提としている

資本主義では

企業は、紛争などの地政学リスクや

気候変動による原材料調達リスクを

不確定要因と考えてきた。

しかし、

SNSで突然発表されるトランプ政策や

中国の報復関税は、

イチバンのリスクは

トランプ政権のような強権をもつ国の

政府の急な方針変換だと思い知らされた。


多くの有識者が思考停止に陥る状況の中

世界の自由貿易の枠組みは

どうなるのだろうか?


アメリカ以外の軸が必要という

認識では一致するだろう。

多軸であることがリスク分散につながる。


日本が独自の道を模索する契機でもある


ここで”金融の名著”と言われる本を

読み返してみる。

「JUST BUY KEEPING」

 ⇒ただ買い続けなさい。

 ⇒暴落は買いのチャンス

 ⇒投資期間の前半にマイナスがくるのは

  あまり問題ない。

 ⇒投資の究極の目的は

  自分が生きたい人生を生きるため


[サイコロジー・オブ・マネー]

 ⇒黙ってじっと待て

 ⇒最高の豊かさとは

  毎朝目を覚ました時、

 「今日も思い通りに

  好きなように過ごそう」

  と思えること

 ⇒”誤りの余地”を残しておくこと

 ⇒夜安心して眠れることを優先して

  お金の管理をすべきである。


 トランプ大統領の中間選挙まで

 あと1年半あまり、

 長期的に見れば、今回も教訓として、

 レジリエンスを強くするハズだ。 





2025年4月5日土曜日

ド近眼のVRゴーグル🥽

 

 3Dゴーグル(QUEST3)を購入した。







 動機はiPhone16で撮ったヨーロッパの

 空間ビデオをQUEST3でも見れるというので

 体験してみたいと思ったのがきっかけだ。

 

 


 実機が届き、スイッチON。

 おー!QUEST3は

 3世代目ということで

 仮想空間の完成度は高い。🤩


 カチャカチャ設定し、空間ビデオを

 取り込んでみた。

  

 大画面テレビのような映像が

 クリアに観れた。🥹


 ただ、QUESTの本領を発揮するのは

 360度カメラで撮った動画だ。

 (YouTube VR8K動画に対応


 META QUEST TVYoutube VRには

 360度の無料動画がたくさんあり、

 世界の街並み🌆やヒマラヤ⛰️などの

 大自然を360度の視界で

 観ることができ、音声もまるで

 現地にいるようなリアリティがある。



 ハマっているのアプリが2つある。

 ①GOLF+






 360度の美しいゴルフコース⛳️の中で

 リモコンでショットを楽しむ。

 バーチャルゴルフよりリアルな空間。

 クラブはリモコンなので

 そこはちょっと物足りない。


 ②FRY







 グーグルアースの360度版と

 いったところで、

 ロンドンやパリの街並みを

 低空飛行するような感覚で

 体験している。


 QUEST3はまだ10%も使えてないが 

 楽しむのは1回あたり90分程度だ。

 本体が重いうえ、

 ちょっと3D酔いしてしまう。。。


 ド近眼なので裸眼では

 映像がぼやけてしまう、、😵

 3Dゴーグル🥽用のメガネも用意した。


 日常つけているメガネは幅広で

 フレームがゴーグルに当たり、

 こめかみを圧迫するので

 やや小さめメガネを用意した。







 しばらくはQUEST3で

 世界絶景をVR体験するのが

 マイブームになりそうだ。