2025年4月21日月曜日

強者と退屈の倫理学


アメリカが仕掛けた関税戦争に

勝者は見当たらず、同調する経済学者や

金融アナリストも見当たらない。


むしろ

極端な判断をする大統領に

再考を促したりしない政権組織の方が、

より深刻な問題に思える。


①自国の多くの子供・若者達が

 未来に希望を感じられる。

②途上国の若者が

 明日はもっと暮らし向きが良くなる。

 と夢みることができる。


上記に寄与しない政策は

すべて失策と切り捨てても良い。


今後、アメリカ依存を減らし、

リバランスへの動きは

一段と強まるだろう。


我々個人は、

"情報に幸せを搾取されすぎている"

と気づくべきだ。


いまや世界の多くのヒトが

生存に関する最低限が満たされ、

衣食住も足りて、

時間的・金銭的な余裕が生まれた。


それは長年人類が夢に見てきた

理想郷であるはずだった。


しかし、

生存に必要な使命がなくなると、

ヒトは”退屈”という副産物に

苦しむようになる。


その結果、

生産者が都合の良いように

広告やその他手段によって

巧妙に用意でされた

退屈しのぎを“消費”するようになる。

ex:オンラインカジノ

  モデルチェンジしたクルマ


それらは自ら望んでいたものではなく、

加工された良さげな情報で、

「なんか欲しい、、やってみたい、、」と

外部から作られた欲なのに

自らの意思だと錯覚してしまう。

(=知らなければ必要なかった)


SNSで見るような

キラキラした毎日を夢みるのは

退屈から逃れたいからである。


本質的には

自分が惨めになることから

逃れたいのである。


今自分を取り巻く情報は

本当に

自分の幸福に寄与しているのか

一歩引いて考えてみる。

これが原点になる。


その為には

デジタルデトックスして

自分が何をしたら喜びや

満足するかを自分の特性を理解し、

内省することが大切だ。


4/20のNHKスペシャル

オンラインカジノ”人間操作”の正体

ユヴァル・ノア・ハラリ氏の

NEXUS 情報の人類史

いずれも情報への警笛を鳴らす。



巧妙に作られた悪い情報は
「大衆のアヘン」である。