世界遺産として知られる 西本願寺は
鎌倉時代の僧である親鸞が開いた
浄土真宗の本山だ。
阿弥陀如来のはたらきによって、
どのような人でも救われるという
考え方をベースにした教義をもつ
浄土真宗の教えに基づき、
お守りや御朱印といった授与品は扱っていない。
その西本願寺は
大きな転換点に立たされている。
門徒の数がこの5年で約20万人減少。
これは寺の運営基盤を揺るがす減少幅だ。
地方の寺院はより深刻な形で表れている
地域の人口減少がそのまま寺の姿に重なり
寺を維持するための費用すら確保が
難しくなっている現状だ。
廃寺を検討せざるえを得ない寺も多数ある。
信仰のあり方が変わる中で、
仏教の言葉を今の社会に届ける難しい。
生成AIは悩みについて直接的な回答を
してくれるのに対し、
仏教のことばは直接的ではない。
では生成AIの台頭で
仏教を必要としない社会に向かうのか?
そうは思わない。
人が悩み、苦しむ時代に変わりはない。
リアルな存在感と歴史をもつ仏教は
総合学習という形で、人々に寄り添う場として、
共感の広がりを感じられる役割がある。
時代の転換点で何を守り、何を変えようと
しているのか西本願寺の模索は続く。
