小林武史さんの本📕
を読んで、
”納得”と思える記述があった。
豊かな物質に囲まれ、
スマホなど便利ツールは増えて
働き方改革など社会制度は進化してるのに
なぜ幸福感が高まらないのか?
本書によれば
動物には”生存欲求”がある。
言い換えると
(本能的に)死にたくない欲求”。
幸せとは”死からの距離が保てている状態”
と記載されてる。
自分なりの解釈とすると、、
かつて狩猟民族だった時代、
飢餓/孤立/病/戦/自然災害など
死に直結する危険が身近にあった。
それを連想させる状態に陥ると
脳は不安を感じ、
”気分的に不幸”😞とプログラムされた。
逆に、仲間と協力する行為や
共感を示すことは
延命に繋がったため、
”気分的に幸せ”☺️となった。
未来にその状況があるというのは
先々に楽しみがある=将来への安心
として幸福感につながった。
<現代のネガティブ>
・貧困⇒飢餓
・増税/インフレ⇒ゆるやかな飢餓
・仲間外れ/承認欲求⇒集団からの孤立
・必要以上の裕福⇒強奪される危険
・AIの台頭⇒自分の存在不要となる危険
・結婚しない/少子化⇒家族を養えない危険
・スマホ動画三昧⇒孤立
・不摂生な生活⇒病
<現代のポジティブ>
・友人とのお茶/飲み会⇒連帯感/共感
・推し活⇒孤立回避
・安定収入⇒衣食住確保
・新NISA⇒将来の飢餓回避
・運動⇒健康/うつ病の予防
現代で幸せな人は
「衣食住が足りていて
友人・家族など親しい隣人がいて、
他人に必要とされている人」
逆に不幸な人は
「貧困で不安を感じている人
しゃべる相手がおらず、孤立している人
社会で必要とされない人」
現代で特筆すべきは、
「他人からうらやむような豪華な生活を
していても幸せではない人がいる。」
「資産があっても、孤立してれば不幸。
仮に若くしてFIREを達成しても
社会的な役割がない人は不幸」
である。
ちなみに80歳以上の高齢者は
超越的老人志向で
やり尽くした感があり、
・これ以上頑張らなくても良い
・これまでの感謝の気持ち
で幸福感の高いひとが多い。
「じゃーどうすればいいのさ!」だが
おそらく”本能的に死にたくない”
が定常的に満たされることはない。
バロメーターをできるだけ良い方向に
向かわせるように努力する。
メンタルに寄与するのは以下
〇家族/友人との交流
(集団意識/共感=孤立回避)
〇社会的な役割(仕事/地域)
(必要とされる人材=集団での生存)
〇友人(または他者)との共感/貢献
(必要とされる人材=集団での生存)
〇健康的な習慣(=運動/食事制限)
(病気/うつ病回避)
〇自分の価値を高める努力
(必要とされる人材 =飢餓回避)
〇孤立しない。
(他人との協力=集団での生存)
〇裕福であっても裕福なふるまいをしない。
(妬みの防止=強奪からの回避)
〇気候変動
(環境負荷の低いモノを選択=貢献)
ちなみに結婚💒は、
本能的なプログラムではないが、
”パートナーとの協力”という面で
孤立回避に近い。
未婚が増えているのは
おひとり様の社会環境が整い、
”孤立していない”の考え方とも言える。
生殖は本能的であるが、
個人の生存本能から見れば、
守るべき弱い存在は負担が増えるので、
自分の生存本能とは相反する。
現代はネガティブ情報が多く、
未来の不透明感が強く、
「家族を養えない危険を感じるから、
結婚しても子供をもたない。」
これも生存本能の選択と言える。
未婚・少子化は
将来の生存に関する心理的安全性が
損なわれている側面が大きい。
結婚や育児支援をするならば、
心理的安全性を確保する
セーフティネットを
公的に整備する必要がある。🤔