前回、
日本には聖典がないと書いたが
自国を統制する不可欠な要素に
物語(ストーリー)がある。🤔
集団を統制するには
ストーリーが不可欠だ。
・キリスト教の福音⛪️
・独裁国家では指導者の武勇伝⚔️
トランプ大統領の
"Make America Great Again"も
ストーリーの一種だ。
日本でも戦前、”一億総玉砕”など、
天皇を中心としたストーリーが
国民全員に浸透していた。
戦後も高度経済成長期、
”日本列島改造論”など、
いまより良くなるというストーリーが
国民の結束力を高めた。
いまも日本ではストーリーが
語られないわけではないが、
国民大多数が信じるストーリーは
見当たらない。
ハラリ氏のNEXUS 情報の人類史 によると
以前は、新聞📰・ラジオ📻など限られた
媒体が中心で中央からの発信が主だった。
それ以外の発信媒体にチカラもなく、
SNSのような効果的な
伝達方法もなかった。
ストーリーが浸透しやすかったのは
情報伝達の手段が
統制されていたからだ。
現代ではストーリーを浸透させることは
できないだろうか???
浸透しにくいが全くないとは言い切れない。
例えば、国難といえる
有事(戦争🪖・大規模災害)の際、
素晴らしいストーリーならば
浸透するはずだ。
大規模な集団を維持するには
共同主観的現実が不可欠である。
国家にも個人にも、
ストーリーが欠かせない。