2025年12月27日土曜日

経済を人体に例えると、、

 

経済を人体にたとえると、

国民一人ひとりは「一つひとつの細胞」、

”企業はそれぞれの「臓器」”と

考えることができる。


そして、

経済活動とは「血液」とその「血流」だ。


血液が全身を循環するからこそ、

酸素がすみずみに行き渡り、

カラダは生きていける。

毛細血管を通じて、末端の細胞にまで

酸素を届けなければならない。


臓器は、消化や解毒などさまざまな働きを担い、

その分たくさんの酸素を必要とする。


内部留保と投資:脂肪か、筋肉か

臓器に脂肪(=過度な内部留保)が

つきすぎるのは良くない。

しかし、すべてが悪いわけでもない。

<例>

トヨタ:国内外で稼いだ利益を、研究開発に投資

JR東海:新幹線で得た利益を、リニア計画に投資


このように、

将来の成長や安全性に向けた投資であれば、

それは単なる「脂肪」ではなく、

「筋肉」のようなものだ。


一方で、ため込むだけで社会に回らないお金は、

やはり血流を悪くする「脂肪」に近い。


インフレと国の借金を人体で考える

インフレは、ある面では

血管が太くなり、血流が良くなる状態とも言える。


もちろん度を超したインフレは別問題だが、

お金がきちんと循環する方向に

向かうこと自体は、

決して悪いことではない。


では、国の借金1000兆円は何か。

これは、カラダで言えば

大きな動脈瘤のようなものだ。


解消するには、

・思い切って「切除」する(デフォルト)

・全身の血流を良くして、

 相対的に吸収していく

 大きくは、このどちらかしかない。


資本主義経済が本来めざすべき姿は、

細胞一つひとつに酸素が行き渡り、

若返りが起こり、

血管が太く、血流の良い状態だ。


個人のお金の流れも「血流」の一部


個人のお金の使い方には、

衣食住費/教育費/住宅ローン/投資など、

いろいろある。


大事なのは、

IN(収入)とOUT(支出)を

きちんと回しているかどうかだ。


お金を稼いで、使って、また稼いで、

投資して──

この循環そのものが、

カラダ全体=経済全体への貢献になる。


逆に、タンス貯金は

「血液を止める」行為であり、

ため込まれて動かないお金は、脂肪に近い。


「スモールに生きる」だけでは済まない理由

「経済成長なんて目指さなくていい。

自分のペースで、スモールに生きていけばいい」


こうした意見も理解はできる。

ただ、それがカラダ全体に

一斉に広がるとどうなるか。


血流を全身に回すのが難しくなり、

最初に行き届かなくなるのは、

福祉などの社会保障の部分だ。


それよりも、

血流を良くして、つまりしっかり稼ぎ、

税金を多く納めることで、

社会保障にもお金が回るようにする。

そちらのほうが、カラダ全体としては健全だ。


社会全体の方向性として、

緩やかなインフレを維持するのは、

理にかなっている。


経済成長のイメージをアップデートする

経済成長を

「便利で裕福な暮らしをただ追い求めること」

とだけ捉えているなら、

認識をアップデートしたほうがいい。


本来の経済成長とは

同じ生産量を、より少ない人員や資源で、

生み出せるように工夫すること


つまり、

生産性を高めるための工夫そのものだ。


インフレ時代をどう生きるか

経済を人体にたとえてみると、

インフレで物価が上がり、

行先が不透明に見える今の状況も、

少し違って見えてくる。


大事なのは、

恐れて動きを止めることではなく、

自分なりのIN/OUTを増やしていくこと。


・働き方を工夫する。

・学び直しをする。

・お金の使い方と投資の仕方を見直す。


そうやって、

自分という「細胞」の血流を

よくしていくことが、

結果的に、

カラダ全体=社会の血流も良くしていく。


インフレの時代だからこそ、

止まるより、流す。ため込むより、回す。

そんな感覚を持っておくべきだ。