2025年7月20日日曜日

見方を変える🔍

 

 富の格差も社会問題のひとつだが

 格差がなくなる社会は

 目指すべき良い世界だろうか?


 ちょっと見方を変えてみよう。


 例えば、飛行機✈️

 東京ーニューヨークの国際便で

 ボーイング733は244席

<JALの場合>

 エコノミー(147席):22万円

 プレミアム(40席):39万円

 ビジネス(48席):64万円

 ファーストクラス(8席):188万円

 全部売れると9564万円だ。


★JAL国際便のクラス構成








 この9564万円が

 航空会社の必要経費とすると、

 全部エコノミーにした場合、

 351席確保できるが、

 同じ売り上げを確保するには

 エコノミー(全席)は

 1座席あたり27万円(↑5万円)となる


 花火大会🎆やコンサート🎹でも

 同じことが言える。


 SSシート💺など

 プレミアムな料金を払っているヒトが

 いるからこそ、一般(エコノミー)料金は

 抑えた低価格で提供できている。

 そう考えると

 彼らへの優先的な案内や充実した

 特別なサービスも納得できる。😌


 世の中には富裕層がいるから

 成り立っている部分もあるのだ。


 しかし、選挙になると実際は以下だ。

 飛行機乗客を有権者とした場合、

 どの席でも1票は1票であるため

 エコノミーの不満解消が

 最優先課題になってしまう。🫤


 ポピュリズム政治家は

 ファーストクラス(わずか8席)のヒトを

 狙い撃ちして

「君たちはファーストクラスの人々

 に搾取されてきた。盗まれてきた。

 だから席が狭いんだ!」と

 エコノミー席の人々を扇動する。👨🏻‍🦳 


 不満うずむくエコノミー席の人々には

 心地よいメッセージに聞こえるだろう。


 ファーストクラスをなくしても

 航空運賃は下がらないし、座席も広くならず、

 むしろ運賃が上がるという将来は

 見えていない。


 そんなポピュリズムには耳を貸さずに、、

 自分がどういった努力をしたら

  プレミアム⇒ビジネス⇒ファースト

  とアップグレード💺できるか?

 ・時間単価を高く売るためには

  何が足りてないか?を考え、

  改善の努力をした方が良い。

 個人レベルで突き詰めるしかないと思う。


 話は変わるが、

 商売する上で、大事な教えがある😃


 高所得層(ビジネスクラス以上)の

 人々向けに、

 付加価値をつけて、高級品を売れば、

 大きく儲けられるという発想は、

 安直だし、もはや時代遅れである。


 例えば、機内販売で

「当機では高級品をそろえてます。」と

 ビジネスクラス以上のヒトに販売しても

 ほぼ買ってくれない。😔

(買うのは新興成金💲くらい、、)


 なぜなら、

 彼らはすでにモノを持っている。

 販売側の安易な戦略を見透かすと、

 そっぽを向く。🙂‍↔️


 ココロをつかむストーリーとは

 以下のようなものだ。

「盛岡の障害者アート:ヘラルボニーが

 ”個性を異彩”としてイタリアミラノで

 発信した製品と同じシリーズの限定品です」


「海中で過剰繁殖していたスカスカウニを

 漁師から買い取り、海藻を含んだ栄養で

 陸上養殖して、身がぎっしりにした

 瓶詰めのウニ商品を開発しました。

 企業利益と社会貢献を両立している

 日本ではまだ少ないゼブラ企業の

 新商品となります。」 

 

 こういった意味(ストーリー)や

 体験を求める。

 上記のようなメッセージ性が伝われば、

 価格が2~5倍💰の値段でも

 売上は伸びるだろう。


 繰り返しになるが、

 政治家が迎合するのは

 大票田であるエコノミ―向けの政策である。


 それが悪いとは言わないが、

 政府はこの30年、エコノミー全体を

 底上げするようなことを常に言ってきたが、

 果たしてエコノミーは幸せになっただろうか?

 いままでうまくいかなかったのに

 これから実現可能だろうか?


 むしろ、政府に頼ることはヤメて

 まずは自分はどの席にいるのか?を把握し、

 そこからのアップグレード(現状からの脱却)

 を目指す。


 〇カネのためだけでなく、

  良いものに触れるため、経験するために

  アップブレード💺志向をもつ。

 〇生活の質は公的支援などアテにせず

  自分の努力で改善していくのが

  唯一の手段である。



 こういったリアリズムの感覚を持つことが
 大切と考える。🤔