2024年4月28日日曜日

”共感の限界”


 日本は気候変動の意識が

 欧米に比べて、とりわけ

 若者の意識が高くない。🤔

 

 激甚災害で被災すると

 他国から賞賛されるような

 利他の行動を取れる日本人が

 なぜ未来の他者(子孫)に対して

 無関心😒でいられるか?


 本を読む中で、

 ”共感の限界”というものに

 警笛を鳴らす記述があった

 

 イエール大学

 ポール・ブルーム教授

 の”反共感論”によると

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 かならずしも

 共感は善とはいえない。 


 共感とはスポットライトの

 ごとく、今ここにいる

 特定の人々に焦点を与える。

 だから私たちは身内を

 優先して気遣うのだ

 

 その一方、共感は私たちを

 自己の行動の長期的な影響に

 無関心になるように誘導し、

 共感の対象にならない人々、

 なりえない人々の苦難

 に対して盲目にする。

 共感は偏向しており、

 郷党性や人種差別をもたらす

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 なるほど、、

 目に見える人達ばかりを優先し、

 それが逆に、他の問題への行動を

 遠ざけてしまうのだ。😔

 

 我々は目に見える隣人にばかり

 気遣っている。


 政治だって、

 未来の他者は投票できないから、

 投票率の高い高齢者の声を

 重視してしまう。


 身近な支援者/ロビイストを

 優遇した結果が他の問題への

 無関心につながる。


 身近ではない未来の他者”を

 考えらることは

 従来の民主主義では難しいのだ。


 では、

 未来の他者(子孫)はどうしたら

 今の政治や政策に反映できるか?


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 "未来の他者"を代表する

 有識者グループを3つほど作って、

 投票総数の3割程度の投票権を持たせる。

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 このくらいのインパクトがないと

 圧倒的な高齢者票のなかで

 声が届けない。


 短期的に

 現代人がみてもっと優先して

 ほしいと事案があっても、

 長期的に良い影響を与えられれば、

 それは必要な我慢と言える。

 

 大量消費の世界を謳歌してきた

 我々世代の償いでもある。😕