2024年4月14日日曜日

“ふさわしい”の協調幻想



「ブランド品は人々の協調幻想」と

 書いてあった本があったが、

 “ふさわしい”という言葉も

 それに似ている。🤔


 〇その地位にふさわしい身なりをする。

 〇ウチの格にふさわしい相手じゃないと

  結婚させない。


 “ふさわしい”は、事実というよりも

 個人の主観や世間的な常識と言える。


 いわゆる世間体だ。😮‍💨

 

 世間体の基本要素は

 この“ふさわしい”の協調幻想だ。


 日本には昔から

 “世間体”が深く根付いている


 〇江戸時代に切腹して家の名誉を守る。

 〇日本各地にあるムラ社会での慣習。

 

 なので、

 世間体に等しい“ふさわしい”という

 考え方をあからさまに否定することは

 コミュニティから

 弾き飛ばされてしまう危険性をはらむ。


 周りからの目を気にして

 生きている人ほど、

 自分の意見に同意を求めてくる。

 

 嫌悪感まで持つ必要はないが、

 バイアスにまみれることなく、

 自分なりの価値観を持つことが大切だ。

 🤨

 “ふさわしい”に同調を求められた時は

 「あーそうかもねー😗」程度に共感する

 ことは処世術として必要だ。


 ただ自分の考えを強く主張する必要はなく、

 同意を求める必要もない。


 承認欲求もまた自分を

 苦しめることになる。


 “ふさわしい”や“世間体”を

 ひとつひとつ外していけば、

 より視野の広い自分に近づけるはずだ。